豪州消費者物価指数予想(2017年1月24日)

前回3Q・CPI年率ベースでは政策金利水準に近付くインフレ率になりました。

豪州消費者物価指数予想(2017年1月24日)

豪州消費者物価指数予想

豪州消費者物価指数予想

              (今回発表予想)1月24日14時現在

豪州消費者物価指数予想 2枚目の画像

(1) 消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均…今回予想通りの数値(赤い線)がでると、低インフレ傾向がかなり払拭できそうな感じです。

豪州消費者物価指数予想 3枚目の画像

(2)CPI前年比と政策金利推移、及びインフレ目標値…年率ベースのCPIに政策金利を加えたもの。緑線(2〜3%)は中銀インフレ目標値となっています。

前回3Q・CPI年率ベースでは政策金利水準に近付くインフレ率になりました。今回予想通りの数値になれば、政策金利を上回るインフレ率になり、2013年4Q以来の事になります。また中銀のインフレ目標値下限(2%)に近付く水準までとなります。
2017年のCPIが2%に近付くか上回る流れになれば、中銀の金融緩和打ち止め見通しも次第に多くなると思われます。今回の数値を含めて4月公表予定の2017年1Q・CPIが注目されます。

豪ドル軟調の1材料として、年内の追加緩和を予想しているエコノミストが多いことが挙げられます。追加緩和あるか否かは次回4月のCPIまでの経済指標が重要になり、また明日に予想数値以上でた場合の為替リアクションにも注目されます。
現在のスポットは強い抵抗線だった0.7570米ドルを上抜けて一時0.76米ドル台に乗せ、目先は次の抵抗線である0.7630米ドルに向けた動きになっているので、明日、強いCPI数値でると再度ここをトライする可能性高まりそうです。(1月24日15時30分、1豪ドル=0.7573米ドル)

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