過去5年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き10

さて、ここ1か月間の動きは、豪州・NZ共に小幅上昇に留まり、若干NZ株>豪州株(グレイラインで、上:NZ株高、下:豪州株高)になっています。

過去5年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き10

過去5年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き10

(1)	豪州株価指数とNZ株価指数推移(2017年1月20日現在)

(1) 豪州株価指数とNZ株価指数推移(2017年1月20日現在)

上図はオセアニアの株価指数推移ですが、米大統領選後の日米欧の株価上昇度合いとオセアニア株価を比較すると、トランプラリーに乗り遅れてオセアニア株式が冴えない動きが続いていますが、それ以前にオセアニア株は強かったので、資金の流れが他の先進国に戻った形となっているようです。
さて、ここ1か月間の動きは、豪州・NZ共に小幅上昇に留まり、若干NZ株>豪州株(グレイラインで、上:NZ株高、下:豪州株高)になっています。かろうじてグレイの直線サポートラインの上を維持しています。ここを切ればオセアニア内で、資金の流れがNZドルから豪州ドルに流れ易くなりそうです。
それには豪州株(青)が2015年初の高値を更新していくか、NZ株(オレンジ)が2つ目のサポートを下抜くことで動きがでると思われます。

(2)豪ドル/NZドル為替推移(青)と2国間株価指数比

(2)豪ドル/NZドル為替推移(青)と2国間株価指数比

(オレンジ:上図灰色の逆数すなわち「豪州株÷NZ株」で表したもので、上方が豪州株高、下方がNZ株高、為替対比のトレンド見るために逆数としました。)

上図(2)の株価指数比(オレンジ色の折れ線)は図(1)のグレイの折れ線の逆数を使い、青の為替(豪ドル対NZドル)の方向性に合わせています。上方が豪州高(為替・株共)、下方がNZ高になります。
2015年2月以降、両者の非相関が強まりましたが、2016年央以降は再度両者接近の動きが見られます。1月はオレンジ色が若干反落しましたが、オレンジ色が再度上向きになると、為替も横這い状態から、豪ドル>NZドルになる可能性がでてきそうです。

その為替ですが、2016年初から1.10台半ばを中心に横這っています。前回12月27日時点では「…基本的に1.0320〜1.0760NZドルレンジは有効ですが、現在は1.0390〜1.0460NZドルの3角保合いに収斂してきており、どちらかに抜け易くなっています。」と書きましたが、1.0460NZドルを上抜き豪州ドルが強くなっています。1月11日に1.0570NZドル付近まで上昇しましたが、現在は豪ドルロングのポジション調整となっています。

現在レンジは1.0350〜1.0750NZドルに収斂しています。仮に1.04NZドル付近まで下押しても豪ドル買いNZ売りになりそうです。
上値の抵抗線は1.0560、1.0610、1.0660、1.0720、1.0750NZドルの順にあります。一方でサポートは1.0440、1.0400、1.0350NZドルの順にあります。本格的トレンド形成は1.0350〜1.0750NZドルのレンジ抜け後になります。株価指数で豪州株>NZ株の流れができれば、レンジ上限抜けになりそうです。
(1月24日10:30現在、1豪ドル=1.0488NZドル)(前回は12月27日掲載

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