ユーロ相場、足元の方向は定まらず(2017年1月26日)

英最高裁の判決は、英国のEU離脱手続きの開始には、英国議会の承認が必要であるとの判断が出ました。

ユーロ相場、足元の方向は定まらず(2017年1月26日)

ユーロ相場、足元の方向は定まらず。

英最高裁の判決は、英国のEU離脱手続きの開始には、英国議会の承認が必要であるとの判断が出ました。
結果、市場が懸念していたハード・ブレグジットへの不安は一旦後退しました。

しかしもう1つ注目されていたのはイタリアです。
昨日ようやくイタリア憲法裁判所の判断が示され、現行の選挙法は無効とされ、イタリアの解散・総選挙が現実的になってきました。 この判決結果を受け、EU離脱派の極右政党である五つ星運動は解散・総選挙の即時実施を求めています。
いずれにせよレンツイ前首相退陣の後、政治の不安定化は避けられそうになく、イタリア・リスクは継続です。

そんな中、米国からは、NYダウがとうとう初の20000ドル台乗せのニュース、トランプ大統領がメキシコ国境に壁建設の大統領令に署名とのニュースが入り、ユーロドルはドルの動きに左右される流れが続いています。
欧州各国の極右政党如何では、米国で始まった分断の流れが、欧州に拡大するリスクに要警戒です。

ユーロドル:1月25日のテクニカル分析

ポイント:高値更新を試す流れ継続と見ます。

昨日の高値は1.0769で、23日の高値1.0769はわずかに超えましたが、24日の高値1.0775までは届かず伸び悩み、1.07台前半まで下押しされています。
足元は下値は1.0700、上値は1.0770に挟まれての動きとなっています。

日足の一目均衡表・先行スパンの1の1.0621と、2の1.0826の間に突入したままです。
ドル相場次第の動きと想定、時間的には今月末の米年頭教書から、来月2月の予算教書の提出までの時間の間に、先行スパン2の1.0826を上抜けてどこまで上戻しが出来るか注目です。
今年年始以降、基準線と転換線を上抜けてきているので、下値模索への懸念は限定的と想定され、先行スパンの1の1.0621が支持線と見ます。

今日のレンジは、1.0680~1.0780と見ます。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る