ユーロ圏各国の極右化に要警戒(2017年1月25日)

ユーロ相場は、足元ではハッキリ方向を示せませんでした。

ユーロ圏各国の極右化に要警戒(2017年1月25日)

ユーロドル:1月25日のファンダメンタル分析

テーマ:ユーロ圏各国の極右化に要警戒。

ユーロ相場は、足元ではハッキリ方向を示せませんでした。

昨日注目の英最高裁の判決は、英国のEU離脱手続きの開始には、英国議会の承認が必要であるとの判断をしました。メイ英首相がリスボン条約第50条を発動できるとしたメイ首相側が敗訴しました。
結果、ポンドは買い先行でしたが、スコットランド北アイルランドでは議会承認は不要との判断もありで、一転ポンド売りの局面もあり乱高下しました。
ただ、大切なのは市場が気にしていたハード・ブレグジットへの懸念は一旦後退。

もう1つの注目であったイタリアに関しては、イタリア憲法裁判所はその判断の発表は25日とした事で、イタリアの選挙法に関しての判断は昨日はなされず、イタリア・リスクは依然不透明のままです。

米国でポピュリズムを掲げるトランプ大統領が始動、予てからの公約に従いスピード感のある動きを見せている中、来月にもイタリアの解散・総選挙が明日かもしれません。
その後も、ドイツ、オランダ、フランスと、ユーロ圏では政治日程が続く中、欧州各国の極右政党が国をまたいで連携をアピールしています。ユーロ圏での各国での選挙結果如何では、米国で始まった分断の流れが、欧州に拡大し、世界的に広がるリスクに要警戒です。

ユーロドル:1月25日のテクニカル分析

今日のレンジは、1.0680~1.0780

ポイント:上値の高値更新を試す流れ継続。

先日以来、日足の一目均衡表・先行スパンの1の1.0613と、2の1.0826の間に突入したままです。
ドルがドル安から昨夜ドル高へ反騰したにも関わらずユーロはそれ程下げていません、このまま上値を試すかに注目です。

引き続きドル相場次第の動きの中、時間的な見方としては今月末の米年頭教書から、来月2月の予算教書の提出までの時間の間に、先行スパン2の1.0826を上抜けてどこまで上戻しが出来るか注目です。
今年年始以降、基準線と転換線を上抜けてきているので、下値模索への懸念は限定的と想定され、1.0612と先行スパンの1の1.0613が支持線と見ます。

今日のレンジは、1.0680~1.0780と見ます。

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