ユーロドル:1月16日のファンダメンタル分析
先日以来、市場で話題になっているのが、メイ英国首相のハードブレグジットです。
個人的には、何故市場が騒ぐのか、よくわかりません。
以前より、国民投票の結果に従い、EU 離脱を遂行してゆく旨を、何度も繰り返してきているからです。
昨年、国民投票の後、キャメロン首相が辞任し、その後継者選びの為の保守党党首選挙の際、5人いた候補者がメイ首相以外、皆辞退してしまった結果、メイ首相が誕生した事を見ても、メイ首相がブレグジットに関してぶれる事は想定されません。
市場はそれに対して、ハードブレグジットと称してリスク・オフの動きを取るのですが
新しい体制、これがこれからの前提になるのだとすれば、それに向かっての動きを好感して対応すべきと
考えます。
これは、トランプ次期米大統領についても同じ事が言えるのであって、ブレグジットも、トランプ次期米大統領も、決定事項なのですからこれからの動き、特に経済政策の内容に注意したいと思います。
しかも現状はポンド安の結果、英国経済、英国株も堅調なので、本当のリスク・オフではないと見ています。
因みにメイ首相に関しては、明日17日に記者会見を開くとの話があり要注意です。
ユーロドル:1月16日のテクニカル分析
1.06台を回復しましたが、ドル主導の波乱含みの展開が継続と判断します。
足元の水準は、日足の一目均衡表の転換線1.0513、基準線の1.0608、両者を上回っています。
昨年の5月3日の昨年高値の1.1616を付けた後の、高値・安値を順次切り下げてきている下げのトレンドンの中での、今年1月3日につけた1.0339を底値に上値戻しの過程にあると判断します。
下値の目途は、この1.0339。
転換線1.0513、基準線の1.0608を、下抜けてくる場合には下方向に要注意。
上値の目途は、日足の一目均衡表の先行スパン1.0777でしょう。
この線を上抜けて上昇してゆく場合には買い優先で臨むべきと判断します。
今日のレンジは、1.0550~1.0650と見ます。
オーダー/ポジション状況
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