ドル高の修正の中、底堅い推移(週報1月第三週)

ユーロ主体の材料難の中、20日の米大統領就任式待ちです。

ドル高の修正の中、底堅い推移(週報1月第三週)

ユーロ・ドル:1月9日からの先週

ユーロドルはドル安で1.06台後半まで水準を回復。

9日は、前週末の引けの1.0532よりやや安く1.0527で始まり、東京時間にはまず1.0544へ上昇、1.0516へ下降、再度1.0556へ上昇、そして再度下降して9日安値の1.0510をつけました。 その後は海外時間に入りじりじりと上昇を続け、NY時間に9日高値の1.0583まで上伸、その後はやや下押しした後、1.0572で引けました。

10日は、前日引けの1.0572で始まり、東京時間にはじりじりと上昇を続け、10日の高値の1.0627をつけました。そこからは1.05台の半ばから後半の水準で大きくもみ合いの後、NY時間に10日安値の1.0549まで下押しした後、1.0554で引けました。

11日は、前日引けの1.0554で始まり、東京時間に穏やかにじりじりと下降を続け、11日の安値の1.0453まで下押ししました。 その後トランプ次期米大統領の記者会見を嫌気してのドル売りの影響でユーロの買いの展開となり、11日の高値の1.0623まで上伸、その後はやや下押しして1.0582で引けました。

12日は、前日引けの1.0582で始まり、直後にやや下押しして1.0571をつけました。これが12日の安値となりました。 その後はじりじりと上昇を続け、欧州時間に入り、12日高値の1.0685をつけました後は、やや下押しして1.0612をつけて引けました。

13日は、前日引けの1,0612で始まり、、直後にやや下降して1.0604をつけた後は、じりじりと上昇を続け、欧州時間に入り、13日高値の1.0679まで上伸、ここで一旦13日安値の1.0595まで一気に下押ししたのですが、再度1.0653まで上戻して1.0642で引けました。

ユーロ・ドル:1月16日からの今週

ポイント:ユーロ主体の材料難の中、20日の米大統領就任式待ちです。
     足元でトランプ相場のドル高の修正が起きている中、ユーロは底固く推移しそうです。

CME通貨先物ポジション状況:1月10日時点
(1月10日)(1月3日)(12月27日)
円   ▲79838 ▲86764 ▲87009  
ユーロ ▲65823▲70056▲69408 
ポンド  ▲65831▲64742▲57099 

シカゴIMM: 短期投機・投資家によるユーロの売り持ち高は前週から減少。
過去最高の買い持ち高は、2007年5月15日 +119,538、
過去最高の売り持ち高は、2010年2月9日 -57,152

シカゴVIX指数:投資家の恐怖心理の度合いを示す指数、
11.25(-0.29)VIX指数は下落しての引け。
2016年最大は32.09、過去最大は2014年の31.06、過去最安は1993年の8.89、直近では2006年の9.39

ユーロドルは、引き続きユーロ自身の材料が乏しく、
やはり今週もドルの動向次第と見ます。
ただ、大きな流れはユーロ安の方向との見方は変わりないのですが
上値の抵抗線を上抜けてき始めているので、市場のユーロショートのポジションの偏りが懸念されます。
背景はトランプ相場の調整ドル売りなので、ドルの動きを眺めての展開でしょう。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
1月 9日の 1.0510 〜 1.0583
1月10日の 1.0549 〜 1.0627
1月11日の 1.0453 〜 1.0623
1月12日の 1.0571 〜 1.0685
1月13日の 1.0595 〜 1.0679

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 1.0903 で横ばい
先行スパン1が 1.0777 で上昇
実勢値     1.0642 13日引け
基準線が    1.0608 で横ばい
転換線が    1.0500 で上昇

実勢値は、基準線と転換線を上抜けています。
このままでは上方向にも、下方向にも可能性が残ります。
方向性がハッキリするまでは暫らく時間的な処理が必要があります。

予想レンジは、1.0500~1.0700

大きくは、5月3日の1.1616からの下げのトレンドの中なので
下方向への流れの可能性が依然高いとは想定しますが
足元は、20日の米大統領の就任式を控え
全体的にドルがこれまでのトランプ相場の調整で下値を模索する中
ユーロは底堅く推移していると想定します。

予想レンジは、1.0500~1.0700 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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