円高一服、日経反発(2017年1月13日)

意外に尾を引いたトランプ氏の記者会見の失望から、ようやく持ち直しが見られた昨晩の海外市場終盤の流れをうけて、

円高一服、日経反発(2017年1月13日)

円高一服、日経反発

意外に尾を引いたトランプ氏の記者会見の失望から、ようやく持ち直しが見られた昨晩の海外市場終盤の流れをうけて、本日の東京市場ではドル円、株ともに買い戻し優勢の流れとなりました。
ドル円は昼ごろには一時115円台を回復、更なる下値探りは今日の東京市場では行われませんでした。ただ、その後は反落して114円台の後半で推移。日経平均も円高一服を好感し、徐々に回復、終値は152円高の19,287円となっています。
記者会見で触れなかったからといって、トランプ政権で財政政策がまったく行われないわけでもなく、減税が反故にされるわけでもないであろうことから、下値で押し目買いが入ったものと思われます。

昨年の大統領選以降(あるいは遡ればブレグジットあたりから?)何を信じてよいものやらわからない状態ですが、大統領就任を控え、人種差別主義者の司法長官候補がKKK支持と批判され、CIA長官候補はトランプ氏に反旗を翻すなど、笑えないトランプドタバタ喜劇がロシアやMI6までも巻き込んで次第に混迷の度合いを深めていく中で相場の方向性を見極めるのは至難のわざと言えるでしょう。昨日は大統領選後の相場でソロス氏が大きく損失を出したとのニュースも流れていました。

来週初はキング牧師の日で米国休場となる上に20日の就任式を控えポジションは抑制的に運用しようと考える向きも増え、海外市場でも方向感のない取引が続きそうです。

本日米国では22:30に生産者物価指数、小売売上高の発表があり、0:00にはミシガン大消費者信頼感指数も公表され指標も軽くありません。
序盤の欧州株価指数先物は米国、日本の株価回復を受けほぼ全面高の様相です。

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