ドル円安値更新、日経大幅反落(2017年1月12日)

昨晩のトランプ氏の記者会見は、財政政策や減税の具体策がなく、加えて一部メディアとのあからさまな対立姿勢を顕にして

ドル円安値更新、日経大幅反落(2017年1月12日)

ドル円安値更新、日経平均大幅反落

昨晩のトランプ氏の記者会見は、財政政策や減税の具体策がなく、加えて一部メディアとのあからさまな対立姿勢を顕にして不安感を抱かせただけにとどまらず、トランプ氏が日本を同盟国というよりは経済的に不当な利益を得ている攻撃対象と認識しているとの疑念を抱かせるに足る内容であり、日本のトランプ相場に冷や水を浴びせかけるには十分なものとなりました。

本日の東京市場では昨晩の終盤の米株の持ち直しとは異なり、危機感からの株売り、円買いが幅広く出回りました。日経平均は19,000円に接近、終値は229円安の19,134円でした、朝方115円台半ばで取引されたドル円も、株安を受けほぼ一方向で下落、昨晩海外でつけた安値114.25をさらに下回り、海外時間に入って114円割れを示現しています。
時間外の米国債10年物利回りが2.30台まで低下したこともドル売りに拍車をかけています。トヨタへのツイッターでの攻撃、今回の記者会見での日本の貿易不均衡等により、トランプユーフォリアに便乗しての日本経済浮上作戦に暗雲が垂れ込めつつあります。
17:45時点でドル円は113.85近辺で取引され下値を拡大中。

序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安、今晩は22:30より米輸入物価指数、新規失業保険申請者数等の発表があります。

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