ダウ一時180ドル以上下落、ドル円反発(1月13日早朝)

昨晩の海外市場では一昨日のトランプ氏の記者会見で経済政策が示されなかったことへの失望感が継続、

ダウ一時180ドル以上下落、ドル円反発(1月13日早朝)

ダウ一時180ドル以上下落、ドル円反発

昨晩の海外市場では一昨日のトランプ氏の記者会見で経済政策が示されなかったことへの失望感が継続、NYダウは一時100ドル超下落しましたが、その後は下げ幅を縮小、終値は63.28ドル安の19891.00ドル、会見前日の終値を上回って終了しています。
東京終了後に一時113.76をつけたドル円も反発、114円台後半を回復しています。

一方昨晩は原油先物価格は反発、サウジアラビアがOPECでの合意以上の減産を行ったと表明したことから、53ドル台を回復。また、昨晩10年債利回りで2.30%まで低下していた米中期金利も同2.36%まで持ち直しています。

昨晩はFRB関係者の発言が相次いだ中、セントルイス連銀のブラード総裁は「為替市場は先走りしている」、ダラス連銀のカブラン総裁より「強いドルは米国の輸出に逆風を産み出す」等ドル高を警戒する発言が相次いで出ています。

トランプ会見への失望感への余波が予想以上に長引いた印象ですが、海外時間中盤からは各市場が反発していることから、一旦は終息に向かった形です。
しかし。これが一時的な調整で終わるのか、あるいはここまで一方向だったトランプ相場の終焉の始まりとなるのかは今しばらく見極めが必要です。
昨晩は日経平均先物も終盤持ち直していますが、本日の東京市場で株式市場がどう反応するか注意深く見守る必要があります。

本日8:50からは12月の本邦マネーストック(M2、M3)、対内対外証券投資が発表されます。

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