ユーロ円 テクニカル週報(2024年12月第1週)

直近の日足は陰線引けとなり上値を急角度で切り下げる流れが継続中です。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年12月第1週)

下値トライの流れが継続。157円割れで越週した場合は一段の下落へ

直近の日足は陰線引けとなり上値を急角度で切り下げる流れが継続中です。158.00-10の下値抵抗には跳ね返されており、これを支えとして小反発の可能性がありますが、トレンドが弱い状態にあるので、大幅な反発にも繋がり難いと見られます。158円台の抵抗を守り切って反転し、160.50超えで終えた場合は11/20に付けた164.76を直近高値として上値を急角度で切り下げて来た短期的なレジスタンスラインから上抜けて、下値リスクが若干後退しますが、この場合でも10/31に付けた166.69を基点とするレジスタンスラインが163円台後半に位置しており、これを上抜けて終えるまでは下値リスクは軽減されません。
また、158.00±10銭の抵抗を下抜けて終えた場合は156〜157円円台の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。ユーロが対ドルで下げ渋りの傾向にあるので、ここからのユーロ/円も急落地合いに繋がり難いと見ていますが、ユーロが対ドルで、1.0330を割り込んだ場合や、155円台を守り切れずに終えた場合は、新たな下落リスクが生じて150.00前後まで下値余地が拡がり易くなります。

下値トライの流れが継続。157円割れで越週した場合は一段の下落へ

日足の上値抵抗は158.90-00,159.60-70,159.90-00,160.40-50に、下値抵抗は158.00±10銭、
157.50-60,156.70-80,156.10-20にあります。
21日、120日、200日移動平均線は163.16、164.23,164.89に位置しており、これらを下抜けて
短・中期トレンドは“ユーロ弱気”に変化しています。

一方週足は、4週連続陰線引けとなり、上値を切り下げる流れが継続中です。また、直近の陰線が160円台を維持出来ずに越週しており、反発余地が限られ易い状態です。158.00±10銭、157.50-60に強い下値抵抗がありますが、157円割れで越週した場合は、2022年3月に付けた124.40と、9月に付けた直近安値
155.15を結ぶ長期的なサポートラインも下抜けるため、一段の下落リスクが生じます。
この場合は155.80-90、155.00±10銭にある週足の横サポートを切り崩しつつ150円方向への一段の下落へ。

下値トライの流れが継続。157円割れで越週した場合は一段の下落へ 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は159.60-70,160.00-10,160.50-60,161.40-50に、下値抵抗は
158.00±10銭、157.50-60,157.00-10,155.80-90、155.00±10銭、152.50-60にあります。
31週、62週移動平均線は164.91と162.80に位置しており、これらを下抜けて中期トレンドも“ユーロ弱気”に変化し始めています。           

上値は、158.60-70に軽い抵抗が、159.10-20,159.60-70、159.90-00に強い抵抗が出来ており、上値余地が限られる展開が予想されますが、全てクリアし、さらに160.30-40,160.60-70の抵抗を全て上抜けて終えれば、日足の形状が改善して下値リスクが若干後退します。この場合でも、10/31に付けた166.69を直近高値とするレジスタンスラインが163円台後半に、7月に付けた175.42を基点とするやや中期的なレジスタンスラインが164円台後半に位置しており、165円台に乗せて越週するまでは“ユーロ強気”に変化しません。下値は、158.00±10銭、157.50-60,157.00±10銭、156.50-60,156.10-20,155.80-90に強い抵抗がありますが、155.50以下で終えるか、週足が155円台を割り込んで越週した場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり150円方向への一段の下落リスクに繋がり易くなります。  

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