ドル円 テクニカル週報(2024年12月第1週)

直近の日足は東京市場(9:00am)で、前日足から下寄りのスタートとなり、陰線で終えています。

ドル円 テクニカル週報(2024年12月第1週)

“ドル弱気”。続落の可能性に注意

直近の日足は東京市場(9:00am)で、前日足から下寄りのスタートとなり、陰線で終えています。上値を急角度で切り下げており、この間に4手前の陰線が153円割れを見て短期トレンドに変化が生じています。また、9/16に付けた直近安値139.58を基点とするサポートからも直近に日足が下抜けており、短期トレンドは“ドル弱気”の流れに入っています。トレンドが変化して日が浅いことから反発余地が限られ易く、今週も下値余地を探る動きが継続すると見られます。短期トレンドは152円台まで戻して引ければサポートライン上に復帰して“ニュートラル”な状態に戻しますが、この場合でも上値を切り下げる流れに変化なく、153円台後半の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクを残します。また149円を割り込んで終えた場合は、147.50〜148.00ゾーンにある強い抵抗をトライする動きへ。さらに147円割れで終えた場合は、新たな下げエネルギーを得て144〜145円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。調整的な下げに留まるなら、続落した場合でも144円を大きく割り込まない可能性が高いと見られます。

“ドル弱気”。続落の可能性に注意

日足の上値抵抗は150.40-50,151.10-20,151.40-50に、下値抵抗は149.40-50,148.80-90,
148.00±10銭、147.50-60にあります。21日、120日、200日移動平均線は153.57,150.95,
151.99に位置していますが、全てを下抜けた位置で推移しており、短期トレンドは“ドル弱気”の流れ
にあります。また、149円を割り込んで終えた場合は中期トレンドが変化し始めます。

一方直近の週足を見ると、値幅の大きい陰線で終えており、この陰線が短期トレンドに変化を生じさせて
います。この大陰線で大きな下げエネルギーを吐き出した状態ですが、トレンドが変化して日が浅いことから、反発余地が限られ易く、続落の可能性により警戒が必要です。148.80〜149.00に週足の横サポートがありますが、下抜けて越週した場合は下値余地がさらに拡がり易くなります。逆に、153.60超えで越週した場合は、下値リスクがやや後退しますが、7月に付けた161.95を基点とするレジスタンスラインが
156.10-20に位置しており、これを上抜けて越週しない限り、“ドル強気”に変化しません。

“ドル弱気”。続落の可能性に注意 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は151.40-50,152.50-60,153.00-10,153.50-60に、下値抵抗は
148.80〜149.00,148.00-10,147.50-60,146.20-30,144.00-10にあります。31週移動平均線は
151.97に位置していますが、これを下抜けて、中期トレンドが変化し始めています。62週線は150.39に
あり、現状は“ダマシ”の範囲内ですが、週足の形状が悪化しており、上値抵抗として働く可能性があります。

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