ユーロ円 テクニカル週報(2024年11月第3週)

直近の日足は大陰線の出現となり、この足が163.30-40にあった日足の抵抗を下抜けており、新たな下落リスクが生じています。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年11月第3週)

上値トライに失敗。下値を模索する展開

直近の日足は大陰線の出現となり、この足が163.30-40にあった日足の抵抗を下抜けており、新たな下落リスクが生じています。この日に付けた165.03で戻り天井を確認した可能性が高くなっており、週初から下値トライの動きが強まると見られます。162.00±10銭に強い下値抵抗がありますが、これを下抜けて終えた場合は159〜160円台にある強い抵抗をトライする動きへ。逆に可能性が低いと見ますが165円台に実体を戻して引けた場合は、“ニュートラル”な状態に戻して166円台にある強い抵抗を再度トライする動きへ。166.50-60の抵抗を上抜けて終えた場合は“強気”の流れに戻します。

上値トライに失敗。下値を模索する展開

日足の上値抵抗は163.20-30,163.90-00,164.30-40,165.00-10に、下値抵抗は162.30-40,
162.00±10銭、160.00-10,159.50-60にあります。21日、120日、200日移動平均線は164.62,
164.86,164.91に位置しており、収束中のこれらを下抜け始めており、新たな下落リスクが点灯中です。


一方直近の週足は、上ヒゲがやや長く実体の小さい陰線引けとなり続落して越週しました。上値トライに失敗した形となったことや、9月に付けた155.15を基点として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを先週足が下抜けており、短期トレンドが弱い状態にあることに変わりありませんが、2022年3月に付けた長期的なサポートラインが162.50-60に位置しており、これを終値ベースで守って越週していることから、反発に転ずる可能性を残した状態です。但し、162円割れで越週した場合は、長期的なトレンドラインを下抜けた反動で155〜157円方向への新たな下落リスクが生じます。一方、上値は165.00-10,165.80-90に週足ベースで見た強い上値抵抗が出来ており、これらを全てクリアして166円台に乗せて越週するまでは下値リスクが軽減されません。

上値トライに失敗。下値を模索する展開 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は163.80-90,164.50-60,165.00-10,165.80-90に、下値抵抗は
162.50-60,161.80〜162.00,160.60-70,159.50-60にあります。31週移動平均線は165.37に位置しており、これを下抜けて下値リスクが点灯中です。また62週線は162.73に位置しており、終値ベースでは若干下抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。 

上値は、163.20-30に軽い抵抗が、163.80-90,164.20-30,164.40-50に強い抵抗が出来ており、全てをクリアし切れない可能性が高いと見ますが、これらをクリアして164.80-90,165.00-10の抵抗を全て上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に戻して再度166円超えトライへ。上値抵抗は165.50-60,166.
10-20,166.50-60。下値は、162.50-60,162.00±10銭、161.80-90,161.60-70に強い抵抗が控えていますが、全て切り崩して終えた場合は新たな下落リスクが生じます。下値抵抗は161.10-20,160.60-
70,160.20-30,159.90-00,159.40-50,159.00±10銭。

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