ドル円154円前半、加藤財務相による牽制発言に一時154円割れ(11/19午前)

19日午前の東京市場でドル円は軟調推移。

ドル円154円前半、加藤財務相による牽制発言に一時154円割れ(11/19午前)

ドル円、加藤財務相による牽制発言に一時154円割れ

19日午前の東京市場でドル円は軟調推移。朝方、154.59レベルで取引の始まったドル円は、序盤もみ合って154.68まで上げましたが、時間外の米長期金利が低迷したことに加え、11時頃に加藤財務相から「非常に緊迫感をもって為替の動きを見守っている」等の円安けん制発言があったことで急反落。一時154円を割り込んだ後、東京時間正午現在は154.13での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場でナスダック総合指数が上昇したことを受けて、値がさの情報技術系銘柄に買いが入りました。昨日大きく下げた反動もあり、午前中は終始前日比プラス圏を維持、208円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、東京時間の講演で、植田日銀総裁が強い利上げ姿勢を示さなかったことが材料視され、欧州時間に入って米長期金利が大きく上げたこともあり、円売り優勢の中でドル円は米国序盤に155.36まで上昇しました。その後は米長期金利が下げに転じたことでドル円も反落。154.68レベルでアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、転換線レベルでサポートされ引き続きドル買い地合いが継続しています。 9/16起点の上昇チャネルに沿った動きが継続している一方で、先週末の上値トライは、当チャネル上限と、年初来高値161.95を起点とした下落の76.4%戻し(156.67)付近で跳ね返された形となっており、これらの水準が一旦はレジスタンとして認識されています。一方下方向は153.33付近を上昇の21日移動平均線がサポートとなっています。

ドル円、加藤財務相による牽制発言に一時154円割れ

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