上値余地を探る動き。レンジ内での揉み合いは変わらず
昨日の海外市場では、米小売売上高が前月比+0.4%と市場予想を上回ったことや、新規失業保険申請件数が予想に反して減少したこと、住宅関連指標も良かったことなどを受けて、長期金利が上昇しドル全面高、円全面安の展開となりました。一方、ユーロはECBが市場予想通り政策金利を0.25%引き下げましたが、継続的な利下げへの思惑に対ドルで売られ、結果的にユーロ/円は小幅上昇して引けました。
チャートを見ると、直近の日足は実体の小さい陽線引けとなりました。下ヒゲがやや長く下値トライに失敗した形となったことから、163円超えトライの可能性に繋げていますが、強い上昇エネルギーを持ったものではないことや163.30-40に強い抵抗が控えており、これを上抜け切れない可能性も高いと見られます。
163.30-40,163.70-80の抵抗を全てクリアして終えない限り、揉み合い状態から上抜けられず、上値余地も拡がり難いでしょう。また、162円を割り込んで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、161.50以下で終えた場合は9/16に付けた155.15を基点として下値を切り上げて来た流れに変化が生じて下値リスクが高くなります。
上値抵抗は162.90-00,163.30-40,163.70-80に、下値抵抗は162.10-20,161.60-70,161.10-20,160.00-10にあります。全て下抜けて終えた場合は新たな下落リスクが生じます。
オーダー/ポジション状況
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