一方向へ動く可能性に注意
直近の日足は値幅の小さい寄せ線で終え、寄り付き水準に戻しています。方向性を示すものではありませんが、162.00〜163.50を中心とするレンジ内での揉み合い商状が続いており、これをどちらかに抜けて来ないと大きく動き難い状態です。現状は9/16に付けた155.15を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、上値トライの可能性に繋げていますが、このサポートラインが162.00-10に位置していることから、これを下抜けて終えた場合は下値リスクがやや高くなります。
さらに、161.50以下で終えた場合は、サポートラインを下抜けることや、レンジ内での揉み合いからも下抜けて、下落幅拡大に繋がり易くなります。159〜160円ゾーンには強い下値抵抗がありますが、159円も割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じて155円方向への下落幅拡大に繋がり易くなります。
逆に163.30-40,163.70-80に強い抵抗がありますが、全てクリアして164円台に乗せて終えれば新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がり易くなります。値動きの収縮が認められることから、今週中にもどちらか一方向へ動き出す可能性も高いと見ています。
日足の上値抵抗は162.80-90,163.30-40,163.70-80,165.10-20に、下値抵抗は162.00-10,161.50-60,161.00-10,160.10-20にあります。
21日移動平均線は161.71にあり、下値を支えていますが、120日、200日線は165.57と164.46に位置しており、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに変わりありません。
一方直近の週足は、値幅の小さい陰線引けとなり、小幅続落して越週しています。下げエネルギーの強いものではなく、また、下値を切り上げる流れを維持していますが、163.60-70の週足の抵抗を上抜けられない状態が続いており、これを上抜けて越週するまでは上値余地も拡がり難い状態です。
また、今週の週足ベースで見た下値抵抗が162.00-10にありますが、これを割り込んで越週した場合は、9月に付けた155.15を基点として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを下抜けて下値リスクが点灯します。さらに159.50以下で越週した場合は、163円台で戻り天井を確認した可能性が高くなり、再び155円方向への下落幅拡大に繋がり易くなります。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は163.60-70,164.20-30,165.60-70に、下値抵抗は162.00-10,160.00-10,159.50-60にあります。
31週、移動平均線は165.31に位置しており、上値を抑え込んだ状態にあります。また、62週線は162.34に位置しており、若干上抜けた位置にありますが“ダマシ”の範囲内です。
上値は、163.40-50,163.70-80,164.20-30にやや強い抵抗がありますが、全てクリアして164円台をキープして終えれば上値がもう一段拡がり易くなり、164.80-90,165.10-20,165.50-60,166.10-20,166.50〜166.70にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。中期トレンドが弱いことや、対ドルでのトレンドが弱いため、急伸にも繋がり難いと見られます。
下値は、162.50-60に軽い抵抗が、162.00-10,161.80-90,161.40-50,160.00±10銭に強い抵抗がありますが、160円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、159.50以下で終えた場合は新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、下値余地がさらに拡がり易くなります。
オーダー/ポジション状況
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