3. ユーロ円　テクニカル週報（2024年10月第1週）

ユーロ円　テクニカル週報（2024年10月第1週）

直近の日足は陽線引けとなり、続伸して終えています。

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ユーロ円　テクニカル週報（2024年10月第1週）

上値余地を探る動き。165円台に乗せて終えれば一段の上昇へ

直近の日足は陽線引けとなり、続伸して終えています。また、この陽線の下ヒゲがやや長く、下値トライに失敗した形となったことから、上値トライの動きが先行すると見られますが、163.70-80に日足の上値抵抗が控えていることや、ユーロが対ドルで“やや弱気”の流れに入っており、上値トライに失敗する可能性にも注意が必要でしょう。但し、164円台に乗せて終えれば下値リスクがやや後退、165.10-20の抵抗を上抜けて終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなります。この場合でも週足が167.30超えで越週するか、日足が168円台に乗せて終えない限り、下値リスクを残します。
日足の上値抵抗は163.70-80，164.20-30，165.10-20，166.10-20に、下値抵抗は162.50-60，161.80-90，161.10-20にあります。これらを全て切り崩して、161円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。さらに、159.50以下で終えた場合は短期トレンドが“弱気”に変化します。

上値余地を探る動き。165円台に乗せて終えれば一段の上昇へ

一方直近の週足は、高値圏で引ける陽線で前週の上ヒゲの長い陰線をしっかりと切り返しており、トレンドの弱さを補強して上値トライの可能性に繋げています。前週の高値163.49を上抜けきれずに終えていますが、7月に付けた175.42を基点として上値を切り下げる流れからは直近の陽線が完全に上抜けており、短期トレンドが“やや強気”に変化していることから、上値余地がさらに拡がる可能性が高くなっています。一方で、対ドルでのトレンドがやや弱いことから、ユーロ/円も引き続き上下に振れる展開が予想され、ユーロ買いも引き付ける必要がありそうです。また、160円を割り込んで越週した場合は、再び下値リスクが高くなります。

上値余地を探る動き。165円台に乗せて終えれば一段の上昇へ 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は163.40-50，164.20-30，165.00-10，165.90-00に、下値抵抗は
162.20-30，161.50-60，161.00-10、160.00-10にあります。31週移動平均線は165.23に位置しており、上値を抑え込んでいます。また62週線は162.16にあり若干上抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。　
上値は、163.40-50，163.70-80，164.20-30に強い抵抗がありますが、全てクリアして164円台に乗せて終えれば上値がもう一段拡がり易くなり、164.80-90，165.10-20，165.50-60，166.10-20，166.50〜166.70にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、162.50-60に軽い抵抗が、162.00-10，161.80-90，161.40-50，161.00±10銭に強い抵抗がありますが、全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。さらに、160円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、159.50以下で終えた場合は短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して下落幅拡大に繋がり易くなります。

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