ドル円 テクニカル週報(2024年10月第1週)

直近の日足は寄付き安値の大陽線で終え、続伸して引けています。

ドル円 テクニカル週報(2024年10月第1週)

上値余地を探る動き。151〜152円台はまだ壁となる可能性も

直近の日足は寄付き安値の大陽線で終え、続伸して引けています。また、145円超えから新たな上昇トレンドに入っており、トレンドが強い状態にあることから、深い押しにも繋がり難いと見ていますが、146.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが若干高くなります。
この場合でも143円を割り込んで終えない限り、短期トレンドが変化せず、調整下げの範囲内となります。一方上値は、149.30-40,149.70-80に日足の抵抗がありますが、これらをクリアして150円台に乗せて終えれば、上値余地がさらに拡がり易くなり、151〜152円台が視野に入って来ます。但し、中期トレンドがまだ弱く、151円台後半から152円台前半はまだ壁となりそうです。

上値余地を探る動き。151〜152円台はまだ壁となる可能性も

日足の上値抵抗は159.30-40,159.70-80,150.70-80,151.80-90に、下値抵抗は147.90-00,
147.20-30,146.90-00,146.50-60にあります。21日移動平均線は143.45に位置しており、
これをしっかり上抜けて短期トレンドは“強気”の流れに入りましたが、120日、200日線は152.24と
151.05に位置しており、中期トレンドは下値リスクを残した状態です。

一方直近の週足は、値幅が7円余りある大陽線の出現となり、この陽線が7月に付けた161.95を直近高値として上値を切り下げて来た流れから大きく上抜けた位置で終えており、9月に付けた139.58でドルが底打ちしたことを宣言した形となりました。147〜148円台にあった強い上値抵抗もすり抜けており、強い上昇エネルギーが働いたことを示しています。ドル急伸時に、146円後半から147円台前半の足元の不安定さを残していますが、トレンドが変化してからまだ日が浅く、深い押しにも繋がり難いと見られ、暫くはドルの上値トライの流れが継続すると見られます。一方で、中期トレンドが弱い状態にあることから、上下に振れる展開が予想され、また、続伸した場合でも中期的な上値抵抗ポイントである152円台はまだ壁となりそうです。154円台を上抜けて越週するまでは中期トレンドも変化せず、下値リスクを残した状態です。

上値余地を探る動き。151〜152円台はまだ壁となる可能性も 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は149.40-50,151.90-00,152.30-40,153.10-20に、下値抵抗
は147.10-20,146.20-30,144.00-10にあります。可能性が低いと見ますが143円割れの越週で下値
リスクが点灯、142円を割り込んで越週した場合は、“ドル弱気”に変化します。
上値は、148.90-00に軽い抵抗が、149.30-40,149.70-80,150.00-10に強い抵抗がありますが、
150円台に乗せて終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなり、150.40-50,150.90-00,151.30-40,
151.80-90,152.30-40にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。これ以上は短期的には
オーバーシュートと見ています。
下値は、147.90-00に軽い抵抗が、147.60-70,147.20-30,146.90-00にやや強い抵抗が出来ており、全てを切り崩すほどの下げにも繋がり難いと見ていますが、これらを下抜けて、146.40-50の抵抗も下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して145円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。この場合でも日足が143円を割り込んで終えない限り、短期トレンドは大きく変化せず、調整下げの範囲内となります。

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