155円方向への新たな下落リスクが点灯中
直近の日足は陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えています。また、上値を切り下げる流れに変わりなく、反発余地が限られ易く、さらなる下落リスクに警戒が必要です。日足の終値ベースで157.70-80の抵抗を守って終えていますが、週足が159円台を割り込んで越週したことで新たな下落リスクが生じており、週初から下値トライの動きが強まると見られます。154〜155円台には強い下値抵抗が控えていますが、新たな下げトレンドに入ってから日が浅いため、下げエネルギーが強い状態にあることから、強い下値抵抗として働かない可能性があります。159.50超えに実体を戻せば日足の形状が改善して下値リスクが若干後退しますが、この場合でも週足の形状が改善せず、161.70-80の抵抗をクリアして162円台に乗せて越週するまでは下値リスクを残します。
日足の上値抵抗は158.50-60,158.90-00,159.30-40,159.60-70,160.50-60に、下値抵抗は157.70-80,157.10-20,156.60-70,155.50-60,155.00±10銭、154.60-70にあります。21日、120日、200日移動平均線は161.28,166.67,163.99に位置しており短・中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに変わりありません。
一方直近の週足を見ると、安値圏で引ける陰線引けとなり大きく反落して引けています。またこの陰線が2022年3月に付けた124.40を基点として下値を切り上げて来たサポートラインを下抜けた位置で越週しており、新たな下落リスクが点灯中です。この週足のトレンドラインは159.50-60近辺に位置しており、上値抵抗として働く可能性があります。一方下値は、155.00-10に週足ベースで見た強い横サポートがあり、一旦は留まる可能性がありますが、新たな下落トレンド入りしたばかりであることから、これをすり抜ける可能性にも注意が必要でしょう。短期トレンドは160円台を回復して越週すれば、下抜けが“ダマシ”であった可能性が生じますが、この場合でも7月に付けた175.42を直近高値として上値を切り下げる流れに変わりなく、このトレンドラインが位置する161.70-80の抵抗を実体ベースでしっかりと上抜けて越週するまでは下値リスクを残します。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は158.90-00,159.50-60,160.00±10銭、161.70-80に、下値抵抗は156.00-10,155.00-10,153.80-90にあります。31週、62週移動平均線は165.54と161.94に位置しており、上値を抑え込んでいます。
上値は、158.10-20に軽い抵抗が、158.30-40,158.80-90,159.30-40,159.60-70,159.90-00に強い抵抗があり、これらを全てクリアするのは難しいと見ていますが、全てをクリアし、さらに162円台を回復して引ければ短期トレンドが変化して、上値余地が拡がり易くなります。
下値は、157.70-80に日足の下値抵抗がありますが、これを割り込んで終えた場合は、157.50-60,157.10-20,156.50-60,156.00-10,155.40-50,155.00±10銭にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。
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