ユーロ円 テクニカル週報(2024年9月第1週)

直近の週足を見ると、前週足から下寄りした位置に実体の小さい陽線が出て、続落を食い止めています。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年9月第1週)

上値余地を探る動き。162.50超で終えれば下値リスクがやや後退

直近の日足は陽線引けとなり、この足が7/11に付けた175.42を基点として上値を切り下げて来た流れから若干上抜けた位置で終えており、上値余地を探る動きが強まると見られます。個々の足が上昇エネルギーの強いものではないことから急伸にも繋がり難いと見られますが、162.50超えで終えた場合は日足、週足ともに形状が改善して上値余地がもう一段拡がり易くなります。この場合でも163.70-80の抵抗を上抜け、164円台に乗せて終えるまでは下値リスクを残します。
また、上値トライに失敗して160円を割り込んで終えた場合は、立ち上げの可能性を打ち消して下値リスクが点灯します。157.80〜158.00の下値抵抗を下抜けて終えた場合は新たなユーロ下げトレンド入りの可能性が高くなります。

上値余地を探る動き。162.50超で終えれば下値リスクがやや後退

日足の上値抵抗は161.70-80,162.10-20,162.50-60,163.70-80に、下値抵抗は160.50-60,160.00-10,159.60-70,158.90-00にあります。
21日移動平均線は161.11に位置しており、若干上抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。また、120日、200日線は166.84と164.05にあり、上値を抑え込んだ状態です。

一方直近の週足を見ると、前週足から下寄りした位置に実体の小さい陽線が出て、続落を食い止めています。2022年3月に付けた124.40を基点とする中・長期的にも重要な週足サポートラインを守っており、反発余地を探る動きが継続すると見られますが、単体では上昇エネルギーの強いものではないことや、上値を切り下げる流れから上抜け切れておらず、下値リスクがより高い状態に変わりありません。
7/11に付けた175.42を基点として上値を切り下げて来たレジスタンスラインが163.10-20に位置していますが、これを上抜けて越週した場合は、下値リスクが後退して上値余地を探る動きが強まり易くなります。
但し、この場合でも164.20〜165.00ゾーンに一段と強い上値抵抗が控えており、簡単には上抜けないでしょう。168円台に乗せて越週しない限り、下値リスクにも注意が必要です。また上値トライに失敗して159円を割り込んで越週した場合は、2022年3月に付けた124.40を基点とする重要なサポートラインを下抜けて、ユーロの下落幅拡大に繋がり易くなります。

上値余地を探る動き。162.50超で終えれば下値リスクがやや後退 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は162.40-50,163.10-20,164.20-30,165.00-10に、下値抵抗は160.10-20,159.70-80,158.00-10にあります。
31週、62週移動平均線は165.62と161.94に位置しており、上値を抑え込んでいます。

上値は、161.60-70,162.00-10,162.50-60にやや強い抵抗が出来ていますが、全てクリアして162.50超えで終えれば下値リスクが若干後退して上値余地がもう一段拡がり易くなります。この場合でも163.10-20,163.70-80,164.20-30、164.70-80,165.00-00に一段と強い抵抗が控えており、急伸にも繋がり難いでしょう。
下値は、161.00-10,160.60-70にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、160.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。さらに、159.70-80,158.90-00,158.10-20,157.80-90の抵抗を全て切り崩して157.80以下で終えた場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり155円方向への一段のユーロ下落に繋がり易くなります。

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