ユーロ円 テクニカル週報(2024年8月第4週)

直近の日足は陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えています。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年8月第4週)

161〜163円で揉み合い。161円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯。

直近の日足は陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えています。161円台の下値抵抗を守っており、反発に転ずる可能性を残していますが、8/15に付けた163.88を戻り高値として上値も若干切り下げる流れに入っており、下値リスクにも注意が必要です。現状は161〜163円のレンジ内での揉み合いとなっていますが、値動きの収縮が認められることから、週初のうちにどちらか一方向へ抜け出す可能性も高いと見ています。161円を割り込んで終えた場合は、下値リスクが点灯して159〜160円台の下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。さらに158円も割り込んで終えた場合は、新たな下落トレンド入りの可能性が高くなり、ユーロの下落余地がさらに拡がり易くなります。逆に、162.50-60,163.00-10、163.70-80に強い抵抗がありますが、全てクリアして164.00超えで終えれば下値リスクが後退して上値余地がさらに拡がり易くなります。この場合でも中期トレンドがまだ弱く、急伸にも繋がり難いと見ています。

 161〜163円で揉み合い。161円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯。

日足の上値抵抗は162.50-60,163.00-10,163.70-80,165.10-20に、下値抵抗は161.10-20,160.40-50,159.90-00,158.80-90,158.10-20にあります。21日移動平均線は161.94に位置しており、若干下抜けていますが“ダマシ”の範囲内です。但し、21日線が下向きの流れにあり、下値リスクにより警戒が必要です。120日、200日移動平均線は166.86と164.09に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにあります。

一方週足を見ると前週足から上寄りのスタートとなりましたが、上値を追いきれずに陰線引けとなりました。8/5に付けた154.43で底打ち、反転の流れに入りましたが、7/11に付けた175.42を基点として上値を急角度で切り下げる流れからは上抜けておらず、このレジスタンスラインが今週は162.50-60に位置しており、上値を抑え込んだ状態です。163円台を回復して越週すれば、週足の形状が改善して下値リスクが若干後退しますが、8/15に付けた163.88で戻り天井を確認した可能性が生じており、日足が161円を割り込んで終えた場合はその確度がさらに高くなります。現状は週足2022年3月に付けた124.40を基点とする長期的なサポートラインが159.40-50に位置しており、週足の下値抵抗として働いていますが、159円を割り込んで越週した場合はこれを下抜けて、新たな下落リスクが生じます。

 161〜163円で揉み合い。161円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯。 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は162.50-60,164.20-30,165.80-90に、下値抵抗は159.40-50,
157.70-80,156.00-10にあります。31週週移動平均線は165.60にあり上値を抑え込んでいます。
62週移動平均線は161.86に位置しており、下値抵抗として働く可能性がありますが、159円を割り込んで越週した場合は、新たな下落リスクが点灯します。

上値は、162.20-30に軽い抵抗が、162.50-60,163.00-10,163.70-80に強い抵抗がありますが、全てクリアして164.00超えで終えれば下値リスクが後退して上値余地がさらに拡がり易くなります。この場合でも167〜168円ゾーンはまだ大きな壁。
下値は、160.20-30,160.90-00にやや強い抵抗がありますが、全て下抜けて終えた場合は下値リスクが
点灯、160.40-50,160.00-10,159.60-70,159.30-40,158.80-90,158.10-20,157.70-80の抵抗を全て切り崩して終えるか、週足が159円台を割り込んで越週した場合は、新たな下落トレンド入りの可能性が高くなり、ユーロの下落余地がさらに拡がり易くなります。

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