上値余地を探る動き、上下の抵抗を抜け切れない状態
昨日の海外市場では、米新規失業保険申請件数が微増に留まったことや、7月の中古住宅販売が前月比+1.3%と市場予想を上回ったことから長期金利が上昇し、ドル買いに繋がりました。一方ユーロは、ユーロ圏8月の消費者信頼感指数が−13.4と前月から0.4ポイント悪化し、対ドルで上値を抑えられる展開となりましたが、長期金利上昇による円売りが勝り、ユーロ/円は小幅続伸して終えました。
チャートを見ると、直近の日足は前日の陽線の上ヒゲ部分に実体を置く陽線となり、小幅続伸して引けています。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、161円台の足元を着実に固めており、これを支えとして上値余地を探る動きに繋げています。一方で163.00超えに強い上値抵抗が控えていることや、上値も若干切り下げており、164円台に実体を乗せて終えるまでは上値余地も拡がり難い状態です。また、161円を割り込んで終えた場合は、強い下値抵抗を下抜けて日足の形状が悪化して159〜160円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。さらに、159円を割り込んで越週するか、日足が158円を割り込んで終えた場合は新たなユーロ下げトレンド入りの可能性が高くなります。上値抵抗は163.00-10,163.70-80,164.00-10に、下値抵抗は162.00-10,161.70-80,161.00-10,160.50-60にあります。
オーダー/ポジション状況
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