ユーロ円 上値余地を探る動き。下値リスクを残した状態(24/8/15)

チャートを見ると直近の日足は陽線引けとなり続伸して終えています。

ユーロ円 上値余地を探る動き。下値リスクを残した状態(24/8/15)

上値余地を探る動き。下値リスクを残した状態

昨日の東京市場で岸田首相退陣の報を受けてドル/円が146円10銭近辺まで下落し、ユーロ/円も160円台半ばまで連れ安となりましたが、その後の円の売戻しも早く、ドル/円が早々に147円台を回復するとユーロ/円も夕刻には162円台まで反発しました。海外市場に入ると注目の米CPIが市場予想を若干下回り4カ月連続の伸び鈍化を示したことから、ドル売りがやや優勢となりましたが、ユーロ/円は小動きに留まり162円台半ばまで小幅続伸後、162円台前半まで小緩んで引けています。

上値余地を探る動き。下値リスクを残した状態

チャートを見ると直近の日足は陽線引けとなり続伸して終えています。この陽線の下ヒゲが長く、下値トライに失敗した形となったことや、下値を切り上げる流れを維持しており、上値余地を探る動きが継続すると見られます。一方で、7/11に付けた175.42を基点とするレジスタンスラインが162.70-80に位置しており、これを上抜け切れておらず、下値リスクを残した状態です。163円台に乗せて終えれば、トレンドラインを上抜けて上値余地が拡がり易くなりますが、この場合でも週足の形状が改善しておらず、また中期トレンドも弱い状態にあることから、急伸にも繋がり難く、164円台後半から厚くなる上値抵抗を抜けきれない可能性も高いと見られます。
上値抵抗は162.70-80,163.30-40,164.70-80に、下値抵抗は161.60-70.160.90-00,160.50-60にあります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯します。

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