ユーロ円 上値余地を探る動き。急伸にも繋がり難い(24/8/13)

ユーロ/円は160円台後半まで押し戻されて引けています。

ユーロ円 上値余地を探る動き。急伸にも繋がり難い(24/8/13)

上値余地を探る動き。急伸にも繋がり難い

昨日の海外市場ではボウマンFRB理事のタカ派的な発言に長期金利が上昇して円売りが優勢となり、ユーロ/円も161円台後半まで上昇しましたが、NY連銀7月の3年先の期待インフレ率が前月から低下し、長期金利が低下に転じたことや、イランのイスラヘルへの報復攻撃が近いとの報道で地政学的リスクによる円の買戻しの動きも加わって、ユーロ/円は160円台後半まで押し戻されて引けています。

上値余地を探る動き。急伸にも繋がり難い

チャートを見ると直近の日足は東京休場のアジア市場で前日足から若干上寄りのスタートとなり、実体の小さい陽線で終えています。反転、上昇の流れを維持しており、下値を切り上げる流れにありますが、直近の陽線の上ヒゲがやや長く、上値トライにも失敗して押し戻されていることから、上値余地も限られやすい状態です。
また、7/11に付けた175.42を直近高値として上値を急角度で切り下げる流れからも上抜けておらず、このレジスタンスラインが163.60-70に位置していることから、164円台に乗せて終えるまでは下値リスクがより高い状態に変わりありません。
また、159.50以下で終えた場合は日足の形状が悪化して再び下値リスクが点灯します。さらに、158円を割り込んで終えた場合は、新たなユーロ下げトレンド入りの可能性が高くなります。
上値抵抗は161.20-30,161.60-70,162.00-10,162.60-70に、下値抵抗は160.50-60,160.00±10円、159.50-60にあります。

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