ドル円、147円台前半で方向感に欠ける動き (8/13午前)

連休明け13日午前の東京市場でドル円は147円台前半中心の動き。

ドル円、147円台前半で方向感に欠ける動き (8/13午前)

ドル円、147円台前半で方向感に欠ける動き

連休明け13日午前の東京市場でドル円は147円台前半中心の動き。朝方147.21レベルで取引の始まったドル円は、序盤146.92まで値を下げる場面もありました。しかし、時間外の米長期金利が上昇基調となったことを受け反発。147.52まで上昇した後、東京時間正午現在は147.38での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場でナスダック総合指数が上昇した流れを受け、情報技術系銘柄を中心に買いが先行。円高一服も好感され、幅広い業種で買いが入り、上げ幅は一時1,000円を超えました。その後はやや戻したものの底堅く、760円高の35,785.55円で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、イランのイスラエルに対する報復攻撃に対する警戒感から、主要通貨に対してドルが買われ、米国時間にかけドル円も148.22まで上昇、8/5の暴落後の戻り高値を更新しています。ただその後は、リスク回避の米国債買いが広がったことで、米長期金利が急低下、ドル円も147.05まで反落し147.21で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、連日下値を切り上げており、戻り基調が鮮明です。転換線が146.39レベルまで本日低下することで、同線をかわし、ドル買い基調がやや強まっています。一方で、低下してきている21日移動平均線が200日移動平均線と151.42付近でデッドクロスしつつあり、ドル売りサインとして警戒されます。

市場は夏季休暇で流動性が低下する中、重要指標発表を控え様子見気分が強まっています。薄い市場の中で今晩の米PPI、明日のCPI等の結果次第では市場が大きく動く可能性もあり、注意が必要です。ただ、ドル円に関しては本格的な市場の再開は、本邦お盆明けの来週以降となりそうです。

ドル円、147円台前半で方向感に欠ける動き

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