ユーロ 底打ち、反転の流れ、急伸にも繋がり難い(24/8/9)

ユーロ/円も159円台半ばから160円台後半まで連れ高となり、続伸して終えました。

ユーロ 底打ち、反転の流れ、急伸にも繋がり難い(24/8/9)

底打ち、反転の流れ、急伸にも繋がり難い

昨日の海外市場では米新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを受けて、長期金利が上昇に転じたことから、全般的にドルの買戻しの動きが強まりました。前日の内田日銀副総裁の発言で日本の追加利上げ観測が後退したことから、円が独歩安の展開となり、ユーロ/円も159円台半ばから160円台後半まで連れ高となり、続伸して終えました。

底打ち、反転の流れ、急伸にも繋がり難い

チャートを見ると日足は、2手連続陽線引けとなり下値を切り上げています。現状は2022年3月に付けた124.40を基点とする中・長期的なサポートラインが158円台に位置しており、これを上抜けた位置を保っていることから、158円割れがオーバーシュートだった可能性が高くなっていますが、一方で7/11に付けた175.42を直近高値として上値を切り下げる流れに変化なく、また中期トレンドも“ユーロ弱気”に変化していることから、急伸にも繋がり難く、167.50超えで越週しない限り、下値リスクがより高い状態です。また、上値トライに失敗して再び158円を割り込んで終えた場合は、重要サポートの下抜けが明らかとなり、ユーロの下落余地がさらに拡がり易くなります。上値抵抗は161.40-50,162.10-20,162.80-90に、下値抵抗は160.20-30,159.60-70,159.00-10,158.20-30にあります。

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