ユーロ円 テクニカル週報(2024年8月第1週)

日足は、5手連続陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げています。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年8月第1週)

“ユーロ弱気”。158〜160円を守り切れば反転の可能性も

日足は、5手連続陰線引けとなり、上値を急角度で切り下げています。4手前の陰線が168円超えに失敗して押し戻された形で終えており、新たな下落トレンド入りしています。短期トレンドは非常に弱い状態ですが、158〜160円ゾーンには長期的な下値抵抗が散在しており、158円を割り込んで終えない限り、一旦下げ止まる可能性も高いと見ています。
短・中期トレンドが“弱気”の流れに入っているため、下値リスクがより高い状態ですが、162.50超えで終えれば直近2手の陰線の値幅をしっかりと切り返した形となり下値リスクが若干後退して、底打ち、反転の流れに繋がり易くなります。この場合でも167円台を回復して終えない限り、短期トレンドは変化せず下値リスクを残します。

“ユーロ弱気”。158〜160円を守り切れば反転の可能性も

日足の上値抵抗は160.90-00,161.50-60,162.10-20,162.70-80,163.20-30に、下値抵抗は、
159.70-80,159.00-10,158.50-60,158.00±10銭にあります。21日、120日、200日移動平均線は
169.40,167.03,164.09に位置しており、全てを大きく下抜けており、短・中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに入っています。

一方直近の週足は値幅が8円を超える大陰線の出現となり、この足が165円割れを見て新たな下落トレンド入りが確定した形となりました。この大陰線が中期トレンドにも変化を生じさせており、この陰線の値幅(高値167.95)を上受けて越週しない限り、中期トレンドも“弱気”の流れから抜け出せません。
一方で2022年3月に付けた124.40を基点とする長期的なサポートラインが158円台に位置しており、
また、3月の安値124.40はロシアのウクライナ侵攻後に付けた安値であり、重要日柄でもあることから、
短期的にはこれを守り切る可能性も高いと見ています。
一方で、中期トレンドが大きく変化していることから、反発に転じても戻り余地を試した後の反落の可能性を視野に入れて置く必要があります。また158円を割り込んで越週した場合は、長期トレンドが変化して
145〜150円方向への新たな下落リスクが生じます。

“ユーロ弱気”。158〜160円を守り切れば反転の可能性も 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は、161.30-40,162.40-50,164.50-60に、下値抵抗は158.50-60,
158.00-10,155.00-10にあります。31週、62週移動平均線は165.40と161.38に位置しており、中期
トレンドも“弱気”の流れに入っています。

上値は、160.30-40に軽い抵抗が、160.90-00,161.20-30,161.60-70,162.10-20,162.50-60に
やや強い抵抗がありますが、全てクリアして162.50超えで終えれば日足の形状が改善して下値リスクが若干後退します。この場合は162.80-90,163.30-40,164.00-10,164.40-50にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、159.80-90,158.50-60,158.00±10銭に強い抵抗が控えており、これらを守り切れば反転、上昇に繋がり易くなりますが、158円を割り込んで終えた場合は、新たな下落リスクが生じて155円方向への一段のユーロ下落に繋がり易くなります。155.00前後には中・長期的な横サポートがあり、簡単には下抜けないレベルですが、154.50以下で越週した場合は150円トライへ。

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