ドル円、FOMC後の乱調継続するも一旦底打ちか?
19日午前の東京市場で、ドル円は急伸後に反落。FOMC結果公表、パウエル議長会見後の乱高下を経て、朝方、142.29レベルで取引の始まったドル円は、序盤141.89まで値を下げる場面もありましたが、その後はほぼ一方向に上昇する動きとなり、9時過ぎには143円台を突破。時間外の米長期金利が一段と上昇したことからさらに値を上げ、一時143.95の高値をつけた後、東京時間正午現在は143.23での取引です。
日経平均株価は、米国で大幅利下げが実施されたことを好感し、買いが先行。ほぼ全業種で上げて上げ幅は一時1,000円を超えました。その後は利食い売りも入り、やや戻すも底堅く、904円高で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場で注目された米FOMCで、FRBは政策金利の0.5%の大幅引き下げを決定。米長期金利の急低下を伴って、ドル円は一時140.45まで急落しました。しかし、同時に公表された経済見通しが、特段ハト派的な内容となっていなかったこと、パウエル議長の記者会見において、今回なぜ0.5%の利下げとなったのかとの質問に対しても、労働市場のサポートを明確なものとする程度の答え以上は得られなかったことで、市場に急激な巻き戻しがおこり、米長期金利は公表前の水準に上昇。ドル円も142.71まで上げて、142.28でアジア時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、本日の上昇で一時21日移動平均線を回復、日銀会合もこのまま無難に通過できれば、一旦の底打ちが確認できる可能性があります。
ドル円日足
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