“ユーロ強気”、上値トライの動き
昨日のアジア市場で、仏国民議会選挙で極右政党の単独過半数獲得の可能性が後退したことを好感したユーロ買いにユーロ/円は上昇して始まりました。海外市場に入ると米ISM製造業景況指数が予想に反して低下したことからドル売り/ユーロ買いがやや優勢となり、ユーロ/円は小幅続伸しました。また、米大統領選でトランプ氏が勝利した場合の財政悪化懸念で長期金利が上昇すると、金利差を意識した円売りが強まり、ユーロ/円はユーロ発足以来の高値を更新し、173円台前半で引けました。
チャートを見ると、直近の日足は仏議会選挙の第一回投票結果を受けて、東京市場で前日足から上寄りのスタートとなり、続伸して終えています。ユーロ発足以来の高値更新となり、トレンドは非常に強い状態を保っています。上昇が加速し始めており、一気に目先天井を確認する展開となってもおかしくない状態です。但し、日足の下値抵抗が171.80-90にありますが、171.50以下で終えた場合は6/14に付けた167.54を直近安値とする短期的なサポートラインを下抜けて下値リスクが点灯します。上値抵抗は174.00-10,174.70-80,175.00-10に、下値抵抗は173.10-20,172.70-80,172.40-50,171.80-90にあります。
ユーロ円日足
オーダー/ポジション状況
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