ユーロ円 テクニカル週報(2024年6月第4週)

日足は5手連続陽線引けとなり下値を切り上げています。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年6月第4週)

“ユーロ強気”。上値トライの動きが継続

日足は5手連続陽線引けとなり下値を切り上げています。また、直近の陽線が4/29に付けた171.59と6/3に付けた170.89の戻り高値を結ぶ短期的なレジスタンスラインから実体ベースで上抜けた位置で終えており、“ユーロ強気”の流れに戻した形となりました。加えて、直近の陽線の下ヒゲがやや長く、下値トライに失敗した形となったことから、週初から上値トライの動きが先行すると見られます。ユーロが対ドルで弱気の流れにあることから、急伸にも繋がり難いと見ますが、日足、週足ともに形状が改善しており、一段の上昇に繋がる可能性が高い状態です。

“ユーロ強気”。上値トライの動きが継続

ユーロ発足以来の高値圏で推移しており、目標値が測り難いところですが、171.50超えで終えた場合は、新たな上昇エネルギーを得て174円から最大で178円をトライする動きが強まると予想しています。
一方下値は、5/3に付けた164.02を基点とする短期的なサポートラインが168.30-40に位置しており、これを割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。また、これを下抜けた場合でも昨年12月に付けた153.23を基点とする短・中期的なサポートラインが167円台前半に位置しておりこれを割り込んで終えない限り、短期トレンドは大きく変化しません。
日足の上値抵抗は171.50-60,172.00-10,172.50-60,173.10-20,174.00-10,174.70-80に、下値抵抗は170.50-60,170.10-20,169.50-60,169.00-10にあります。
21日、120日、200日移動平均線は169.67,164.40,162.20に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ強気”の流れにあります。

一方直近の週足は寄り付き安値、高値引けの陽線で続落を食い止めています。また、この陽線が前の2手の陰線の値幅を切り返したことや、4/29に付けた171.59を基点として上値を切り下げて来た流れからも若干上抜けた位置で越週しており、調整下げが一巡して上値トライの流れに戻した可能性が高くなっています。

“ユーロ強気”。上値トライの動きが継続 2枚目の画像

可能性が低い状態ですが、168.50以下で越週した場合は、直近の陽線の値幅を切り崩して越週することになり、“上抜け”がダマシに終わった可能性が生じます。167.50以下で越週した場合は短期トレンドが変化して下値余地がさらに拡がり易くなります。この場合でも中期トレンドが強い状態にあることから、165〜166円台に散在する中期的な抵抗を一気に下抜けるのも難しいと見られます。中期トレンドは164円を割り込んで越週しない限り、大きく変化しません。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は171.50-60,172.80-90,174.70-80に、下値抵抗は170.10-20,169.40-50,169.00-10,168.20-30にあります。
31週、62週移動平線は163.13と159.38に位置しており、中期トレンドをサポート中です。

上値は、169.90-00,171.50-60にやや強い抵抗がありますが、全てクリアした場合は171.90-00,172.10-20,172.50-60,172.80-90,173.10-20,173.60-70,174.00-10の抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、先週末の値動きの中で170.60-70に軽い抵抗が、170.50-60,170.30-40、170.00-10,169.50-60にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されます。
この下の169.10-20,168.30-40,168.00-10,167.40-50の抵抗を全て切り崩して終えた場合は、昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げて来た流れから下抜けて短期トレンドが変化します。この場合は165〜167円台にある中期的な下値抵抗の強さを確認する動きへ。

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