NZ強気83円台の上値抵抗にも注意
ニュージーランド経済は引き続き良好さを維持していますが、11/9以降の対米ドルでのNZ下落過程で0.72台にあった下値抵抗を下抜けており、対米ドルでは一段の下落リスクが点灯中です。また、11/24の0.6972を起点として下値を切り上げて来た流れが昨日のFOMCの結果を受けたNZの急落で、0.72台の上値抵抗にぶつかった形となっており、戻り天井を確認した可能性が生じています。対ドルでは一段の下落に注意が必要でしょう。しかし、NZ国内経済には大きな不安材料が見当たらない中で、対円では引き続きNZの上昇トレンドに変化が認められません。
チャートを見ると、日足は小陽線を繋げて下値を着実に切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは非常に強い状態にあります。既に6手連続陽線引けとなったことから一両日中には一旦小反落に転ずる可能性が高いと見ますが、この場合でも短期トレンドは82円割れで終えない限り、変化しません。また、82円割れを見た場合でも80円台に中期的な下値抵抗が出来ており、これを割れで終えない限り、ニュートラルな状態を維持します。21日移動平均線は80.30にあり、短期トレンドが強い状態にあることを示していますが、短期的には急な上昇により乖離幅がやや拡大していること、83円台に強い上値抵抗があることから、小反落の可能性にもそろそろ注意が必要でしょう。日足の上値抵抗は83.50-60、84.10-20に、下値抵抗は82.30-40にあります。
一方週足を見ると、4週連続陽線引けとなり下値を急角度で切り上げています。週足の形状も悪化しておらず、一段の上昇の可能性に繋げていますが、83.60-70、84.50-60に週足ベースで見た強い上値抵抗が控えていることから、これには一旦ぶつかる可能性も高いと見られます。週足の下値抵抗は82.10-20、80.00-10にあります。中期トレンドは80円割れで越週しない限り、大きく変化しません。31週、62週移動平均線は75.18と76.56にあり、中・長期トレンドが強い状態にあることを示していますが、31ヵ月移動平均線は82.17にあり82円割れで越月した場合は下値リスクが点灯します。
NZ/円【週足】:(12/14現在31週移動平均線は75.18に、62週線は76.56にあり、中期トレンドはNZ強気の流れにある。)
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2016.12.19
N$シカゴポジション(2016年12月13日現在)
NZドルは、ネットショートを250枚程度減らして3,700枚になりました。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:編集人K
2016.12.13
11月NZ・PMI指数(企業景況感指数)(事前)
15日(木曜日)早朝6時半にNZのPMI指数(企業景況感指数)の発表が予定されています。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。