11月NZ・PMI指数(企業景況感指数)事前予想
15日(木曜日)早朝6時半にNZのPMI指数(企業景況感指数)の発表が予定されています。残念ながら、毎回この指標を予想しているエコノミストが見当たらず、予想数値を利用できませんが、先行きのNZ経済動向を知る上で重要な指標になります。
(1)項目
(2)PMI指数の月別推移と3ヶ月移動平均
PMI指数は50を基準に「良し・悪し」を示していますが、NZ経済は好調さを維持しているので、55(赤い線)に基準ラインを設けています。概して2015年は赤いラインを下回っていましたが、2016年に入ると上回っています。しかしながら、最近は頭打ちとなっています。
個別にみると、雇用があまり芳しい数値とはいえません。NZの金融政策(キャッシュレート)の会合は来年2月に予定されており、市場は先々追加緩和傾向を予想していますが、今・来月の数値が判断材料になり、低調な数値続くと市場に緩和期待が生まれ易くなります。
NZドル/米ドルは3角保合いで0.6975〜0.7345米ドルレンジは変わりません。このレンジ内に、右肩上がりの0.7070〜0.7240米ドルのトレンドラインが出来ています。昨日のNZドル高値は0.7205〜10米ドル付近までありましたが、現在は0.72米ドルを割れて推移しています。
過去を見ると11月のPMI数値はまちまちになっていますが、仮に10月を下回ると、NZドルの上値重くなりそうです。(12月13日15時40分、1NZドル=0.7190米ドル)
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