3. ユーロ円　下値リスクが点灯。下値余地を探る動き（24/6/5）

ユーロ円　下値リスクが点灯。下値余地を探る動き（24/6/5）

昨日の海外市場では、円が全通貨に対して買いが優勢となる展開となり、ユーロ/円は大幅続落して終えています。

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ユーロ円　下値リスクが点灯。下値余地を探る動き（24/6/5）

下値リスクが点灯。下値余地を探る動き

昨日の海外市場では、米製造業受注が市場予想を上回ったものの、雇用動態調査（JOLTS）で、求人件数が前月から減少し2021年2月来の低水準となったことを受けて長期金利が低下、ドルは全面安の展開となりました。
また東京市場の夕刻から、日銀が早ければ今月の日銀金融政策決定会合で、長期国債の買い入れ額を減額するのでは、との観測を受けた円買いの流れが海外市場でも継続したことから、円が全通貨に対して買い優勢の展開となり、ユーロ/円は大幅続落して終えています。

チャートを見ると、直近の日足は値幅の大きい陰線引けとなり、この足が169円台前半にあった横サポートラインを下抜けて終えたことや、169.16に位置する21日移動平均線も完全に下抜けており、短期トレンドに変化が生じています。
一方で、昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、調整下げの範囲内に留まっています。この日足の下値抵抗は166.00-10近辺にありますが、これを割り込んで終えるか、週足が165.00を割り込んで越週した場合は、このサポートラインを下抜けて、新たな下落リスクが生じます。
上値抵抗は169.10-20，169.80-90，170.20-30に、下値抵抗は168.00-10，167.50-60，167.00±10銭にあります。170.70-80の抵抗を上抜けて終えない限り、下値リスクがより高い状態です。

下値リスクが点灯。下値余地を探る動き

ユーロ円日足

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