上値余地を探る動き。169.50超えで終えれば一段の上昇へ。
直近の日足は小陽線で終え、小幅続伸して終えています。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、前日足が下値トライに失敗して反転したことや、昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げる流れに変わりなく、短・中期トレンドは強い状態を維持しています。2手前の陽線が5/3に付けた164.02を直近安値として下値を急角度で切り上げて来た流れからは外れており、下値リスクを若干内包した状態ですが、4/29の大陰線の実体(寄り付き169.39)をしっかり上抜けて終えれば、再び170円超えをトライする動きが強まり易くなります。
逆に、167円を下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクが若干高くなります。この場合でも、昨年12月に付けた153.23を基点とするサポートラインが164円台半ばに位置しており、164円を割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となります。
日足の上値抵抗は169.30-40,170.70-80,171.60-70に、下値抵抗は168.80-90,168.10-20,167.40-50にあります。21日、120日、200日移動平均線は167.04,161.86,160.78に位置しており、短・中期トレンドをサポート中です。
一方週足を見ると、2週連続陽線引けとなり、上値余地を探る動きが進行中です。3手前の大陰線の値幅(高値171.59)を上抜けるには至っていませんが、この大陰線の実体(寄り付き169.39)近くまで戻しており、169.50超えで越週すれば、この実体を上抜けて170円超えトライの動きが強まり易くなります。
一方下値は、昨年12月に付けた153.23を基点とする短・中期的なサポートラインが164.70-80に位置しており、これを割り込んで越週しない限り、調整下げの範囲内となります。また、これを下抜けた場合でも2023年3月に付けた138.83を基点とする中期的なサポートラインが162円台に位置しており、これを割り込んで越週しない限り、中期トレンドは変化しません。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は169.30-40,170.70-80,171.50-60に、下値抵抗は168.00-10,167.30-40,165.90-00にあります。31週、62週移動平均線は161.61と157.23に位置しており、中・長期トレンドをサポート中です。
上値は169.30-40に強い抵抗がありますが、上抜けて終えれば169.90-00,170.40-50,170.70-80,171.00-10,171.40-50にある抵抗をどこまでクリアできるかトライする動きへ。下値は、168.80-90にやや強い抵抗が出来ていますが、これを下抜けた場合は168.50-60,168.10-20,167.90-00にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。全て下抜けて終えるか、値動きの中で167円割れを見た場合は日足の形状がやや悪化して165〜166円台の足元を固め直す動きが強まり易くなります。ここまでの押しは調整下げの範囲内ですが、164.50以下で越週した場合は短期トレンドの変化に要注意。
オーダー/ポジション状況
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