トルコ3QGDP大幅悪化でリラ急落(2016年12月12日)

週末にイスタンブールで40名以上の死者を出した爆弾テロが発生したトルコで、本日発表となった第3四半期GDPは前年比-1.8%と2Qの+3.1%から大幅に悪化

トルコ3QGDP大幅悪化でリラ急落(2016年12月12日)

トルコ3QGDP大幅悪化でリラ急落

週末にイスタンブールで40名以上の死者を出した爆弾テロが発生したトルコで、本日発表となった第3四半期GDPは前年比-1.8%と2Qの+3.1%から大幅に悪化、事前予想+0.3%も大きく下回りました。この数字は2009年以来の低い水準となっています。

これを受けてトルコリラは急落、対ドルで3.5493と史上最安値に迫る勢い、対円でも33円台から40銭ほど下落しています。
第3四半期は7月のクーデター未遂に始まり、現在に続く非常事態宣言と粛清がほぼ期間に収まっており、予想通り経済への深刻なダメージが数字で裏付けられた形です。
トルコのアグバル財務相はクーデター未遂とテロによる観光客の減少が3QのGDPに悪影響を与えたとコメント、4Qには改善の兆しが見えると述べていますが市場は懐疑的です。

トルコでは10日にエルドアン大統領に行政上の権限を集中させる改憲法案を国会に提出、与党以外に極右政党が賛成しています。この改憲案は議会の3/5以上の賛成を得て来春にも国民投票にかけられる可能性が高いと見られており、過半数を得て改憲が成立すれば。エルドアン大統領が権限を強化し、現在よりも一層独裁的な傾向を強めることとなりそうです。

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