ドル円116円台、日経平均終値で1万9千円(12月12日)

週末OPEC加盟国、非加盟国間の協議が速やかに合意に達し、サウジアラビアが追加減産の意思を表明したことから、

ドル円116円台、日経平均終値で1万9千円(12月12日)

ドル円116円台、日経平均終値で1万9千円回復

ドル円リスクオンで116円のせ、日経平均終値で19,000円を回復

週末OPEC加盟国、非加盟国間の協議が速やかに合意に達し、サウジアラビアが追加減産の意思を表明したことから、原油先物価格は前週末比一時3ドル以上上昇、1バレル54ドル台半ばで推移しています。
これを受けて米長期金利は上昇、10年もの国債利回りは2.52%まで上昇しています。
米金利の上昇と、原油減産妥結のリスクオンの流れにドル円は続伸、先週末海外市場で節目の115円台を上抜けたことからストップロスも巻き込んで海外時間には116円に達しています。ここまでの高値は116.12。
円安とリスクオンの流れを受けて日本株も上昇、日経平均の終値は158円高の19,155円、年初来高値を更新かつ今年初めての19,000円台の終値となりました。

本日発表となった本邦10月の機械受注は前月比+4.1%で事前予想+1.1%を上回りましたが、前年同月比では-5.6%と予想-4.9%より悪化しています。

FOMC前に調整も、ただし最近の勢い任せの相場に注意

原油先物価格の上昇という予想以上の好条件が重なったとはいえ、明日からのFOMCを控え本来はポジション調整が始まってもおかしくない局面ですが、最近の相場展開は勢いに任せると局面もテクニカルも無視する傾向が見られます。
一応、中国の先行き不安と株安の連鎖からドル円が暴落して戻した2015年8月24日の安値116.18レベルで止まったと言えないことはないドル円ですが、根拠としては弱く、この先あまり明確なレジスタンスも見当たらないことから、更なる上値追いもありうる状況です。

今晩米国で重要な経済指標等の発表はありません。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。

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