海外ドル円反落、欧米株まちまち
原油価格軟化でドル円116円台から反落、欧米株も高値から軟調に転じる
12日の海外市場でドル円は高値116.12をつけた後反落、一時114.85まで押してアジア時間早朝は115円挟みでの取引となっています。
週末のOPEC加盟国、非加盟国間の減産協調に週明けの東京時間で54ドル台をつけていた原油先物価格が52ドル台まで軟化したことを受けて、米長期金利が低下。一時2.52%台と2年2か月ぶりの水準まで上昇した10年物国債利回りが2.47%まで緩んでいます。これに13-14日に開催される今年最後のFOMCを前にしたポジション調整の動きも加わりドルの軟化を招いたものと見られます。
海外株はFT100、DAX等主要欧州株価指数が下落したのに対し、NYダウは高値からは反落したもののプラスを維持、39ドル高の19,796ドルと終値ベースでの史上最高値更新はこれで6営業日連続になります。
日経平均先物は軟調に転じ、5時台は19,050円近辺での取引。東京市場での株価の動向が注目されます。
午前中に中国鉱工業生産と小売売上高
このまま14日のFOMCまで調整が進めば、0.25%の利上げは織り込み済みとして、FOMC後の経済予測やイエレン議長会見の内容に素直に反応しそうです。
ただ、大統領選後はイベントの結果よりも値動きそのものに反応した取引による相場の動きも目立つことから、FOMC前後の相場の急変には引き続き警戒が必要です。
今日の東京時間では11:00に中国の11月鉱工業生産と小売売上高が発表される予定、鉱工業生産は前回並みの前年比+6.1%、小売売上高は前年比前回+10.0%よりやや強めの+10.2%が予想されています。
オーダー/ポジション状況
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