日銀総括判断を引き上げか(2016年12月13日)

日銀は19〜20日に開く金融政策決定会合で

日銀総括判断を引き上げか(2016年12月13日)

ドル円:12月13日のファンダメンタル分析

週明けの東京市場は、先週末から円安地合いが続いていることに加え、OPEC・非OPECでの減産合意から原油先物が大幅高となったことや、日経平均株価が一段高となったことからリスクオンの円売りが目立ちました。その後、株価の押しとともにいったん円高に動くかに見えましたが115円をトライすることも無く反発、海外市場に移り米国長期金利が2.5%を超えるとドル円も116.12レベルの高値を付けました。

ドル円:12月13日のテクニカル分析

116台が維持できずに下落弱気サイクル入り

ドル円は、昨日示した長期的なターゲットである2015年高値(125.86)と2016年安値(99.02)の61.8%戻しが115.60を達成したことから、同水準よりもドル高のレベルは誤差の範囲内ともいえ、FOMCを前にして利食いが出てきたと考えられます。また米国10年債の利回りが2.5%を超える動きから反落したことも、調整を入りやすくした要因と言えるでしょう。明日のFOMCでドル高懸念が示されるかどうかはわかりませんが、依然として長期的なドル円、あるいはクロス円での円安トレンドには変化は見られず、押し目を作るだけの可能性もありますから、あまり思惑を先行させすぎない方が良いかもしれません。本日は、いったん目先の戻り売りを考えやすい流れにあり、115.30レベルをレジスタンスに、114.50レベルをサポートとする流れを見ておきます。

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