上値余地を探る動き
昨日の海外市場ではミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が、「年内の利下げの可能性はある」としながらも「インフレ失速を断言するには時期尚早。必要とあれば長期にわたり金利を据え置く、または、利上げも除外しない」とのタカ派的な発言にドル買いが優勢となり、また、円の売り戻しの動きも継続したことから、ユーロ/円は小幅続伸して終えています。
チャートを見ると、直近の日足は小陽線で終え、3手連続陽線引けとなりました。下値を切り上げる流れにありますが、個々の足が強い上昇エネルギーを持ったものではないことや、ユーロが対ドルで下値リスクを残した状態にあることから、急伸にも繋がり難いと見られます。
一方で5/3に付けた164.02で底打ち、反転の流れに入っており、164円割れで終えない限り、下値余地も限られる展開が予想されます。
上値抵抗は166.50-60に軽い抵抗が,167.40-50,168.30-40に強い抵抗が控えており、これらを一気に上抜けるのも難しいと見られます。下値抵抗は165.80-90,165.40-50,165.00-10,164.30-40にあります。164円割れで終えた場合は立ち上げの可能性を打ち消して、下値リスクが点灯します。
ユーロ円日足
オーダー/ポジション状況
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