ユーロ円 上値余地を探る動き(24/5/7)

ユーロ/円は続伸して引けています。

ユーロ円 上値余地を探る動き(24/5/7)

上値余地を探る動き

昨日の海外市場では新規材料難の中、先週末の米雇用統計で雇用の鈍化が確認されたことから、米金利が低下してドル売りがやや優勢となりましたが、対円では円買い介入への警戒感が薄れて円の売り戻しの動きが強まる展開となりました。レーンECBチーフエコノミストがインフレ減速の確信が高まったことや、6月利下げの可能性を示唆したことからユーロの上値が重くなりましたが、円の売り戻しの動きが勝り、結果的にユーロ/円は続伸して引けています。

チャートを見ると、直近の日足は陽線引けとなり続伸して終えました。上値余地を探る動きに繋げていますが、上値を切り下げる流れからは上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態です。また、4/12に付けた162.28を直近安値とする短期的なサポートラインを下抜けており、この日足の上値抵抗が167.50-60近辺に位置していることから、これを上抜けて終えるまでは下値リスクを残した状態です。

一方で、下値も、昨年12月に付けた153.23を基点とする中期的なサポートラインが163.90-00に位置しており、今回の急落地合いでもこれを守っており、調整的な下げの範囲内に留まっています。5/3に付けた164.02で底打ち・反転の流れに入った可能性も点灯中で、下値余地も限られる可能性が高くなっています。163.50以下で終えた場合は底打ち・反転の流れが“ダマシ”となった可能性が生じますが、この場合でも昨年11月に付けた164.23を戻り高値として上値を切り下げて来たレジスタンスラインを上抜けた位置をキープしており、このトレンドラインが163.00-10近辺に位置しており、強い下値抵抗として働く可能性があります。上値抵抗は166.40-50,167.00±10銭,167.50-60,168.10-20に、下値抵抗は164.90-00,164.50-60,163.90-00にあります。

上値余地を探る動き

ユーロ円日足

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