ドル円155円台前半、21日線等上抜けドル買い地合い強まる (5/8午前)

8日午前の東京市場でドル円は堅調推移。

ドル円155円台前半、21日線等上抜けドル買い地合い強まる (5/8午前)

ドル円155円台前半、21日線等上抜けドル買い地合い強まる

8日午前の東京市場でドル円は堅調推移。朝方154.69レベルで取引の始まったドル円は、午前中ほぼ一方向で上昇し、強めのレジスタンスと見られていた21日移動平均線(本日154.78レベルを上昇中)、節目の155.00、4/29高値160.17から151.86までの下落のフィボナッチ38.2%戻し(155.03)等を次々と突破。一時155.27の高値をつけ、東京時間正午現在は155.17での取引です。
日銀の植田総裁は午前中、衆議院の財務金融委員会での答弁で前回の日銀政策決定会合後の会見での発言に関し確認を求められ、「動向次第で金融政策運営上の対象となる場合があり、注視している」としながらも、「これまでの円安は基調的な物価上昇に大きな影響はなかった」との見解を繰り返したこともドル円の円安進行に寄与しました。

日経平均株価は、昨晩米市場でナスダック総合指数が下落した流れを受け、半導体関連株等が主導して下落。ほぼ全業種で下げて、531円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、10年債利回りが一時4.42%に急低下する等米長期金利が乱高下する中で、ドル円は154円台を底堅く推移。米国時間に高値154.75の高値をつけ、154.69で東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、上記の通り午前中に主要テクニカルポイントを上抜けて、ドル買い地合いが強まっています。次のターゲットは、155.49レベルの基準線(←訂正 ×転換線)、4/29高値160.17から151.86までの下落の半値戻しの156.01レベル等。特段の材料がなければ徐々に156円を試す流れと思われます。一方で、現水準は前回5/2の介入と思われる動き、157.50レベルからの下落の61.8%戻しに接近しつつあり、強まる介入警戒感から、より神経質な動きとなることが予想されます。

ドル円155円台前半、21日線等上抜けドル買い地合い強まる

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