3. ユーロ円　上値余地を探る動き（24/5/9）

ユーロ円　上値余地を探る動き（24/5/9）

昨日の海外市場ではドルが底堅く推移、また、日銀による介入警戒感が薄れたこともあって円売り動意が強まり、円が全面安となる中、ユーロ/円は続伸して引けました。

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ユーロ円　上値余地を探る動き（24/5/9）

上値余地を探る動き

昨日の海外市場ではFRBが現行の金融政策を当面維持するとの見方やコリンズボストン連銀総裁のタカ派的な発言を受けて長期金利が上昇し、ドルが底堅く推移しました。また、日銀による介入警戒感が薄れたこともあって円売り動意が強まり、円が全面安となる中、ユーロ/円は続伸して引けました。

チャートを見ると、日足は4手連続陽線引けとなり、下値を急角度で切り上げています。5/3に付けた164.02で底打ち確認、反転の流れにあり、介入で急落した流れをどこまで遡れるか試す動きが進行中です。また、今回の171円台からの急落地合いでも、トレンドを崩しておらず、調整的な下げに留まったことから、上値トライの動きが継続すると見られますが、短時間では4/12に付けた162.28を基点とする短期的なサポートラインを下抜けた位置にあり、この日足の上値抵抗が167.30-40に位置していることからこれにぶつかる可能性にも注意が必要です。また169.30-40に日足、週足の実体があり、続伸した場合でも強い上値抵抗として働く可能性があります。169.50超えで終えるまでは上値余地も拡がり難いと見られます。上値抵抗は167.30-40，168.20-30，169.30-40に、下値抵抗は165.80-90，166.40-50，165.70-80にあります。短期トレンドは164円を割り込んで終えない限り、“ユーロ強気”の流れを維持します。

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