上値余地を探る動き
昨日の海外市場では中東情勢の緊張緩和や米4月の製造業PMIが49.9と、昨年12月来の50割れとなったこと、サービス業PMIも50.9と、前月の51.7から悪化して昨年11月来で最低となったことから金利が緩み、ドルが対ユーロで売られる展開となり、ユーロ円は続伸して引けました。
チャートを見ると、日足は高値圏で引ける陽線で終え、この足が165.50-60の抵抗を実体ベースで上抜けており、新たな上昇トレンド入りした形となっています。対ドルでのトレンドがやや弱く、下値リスクを残した状態にあることから、ユーロ/円も急伸に繋がり難いと見られますが、トレンドは強い状態にあり、下値余地が限られ易く、上値追いの流れが継続すると見られます。
上値抵抗は166.20-30,166.70-80、167.10-20に、下値抵抗は165.20-30,164.90-00,164.50-60にあります。163.50以下で終えた場合は下値リスクがやや高くなりますが、この場合でも160円を割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となり、短期トレンドは大きく変化しません。
ユーロ円日足
(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)
オーダー/ポジション状況
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