ドル円、154円台後半で無風状態 (4/24午前)

24日午前の東京市場でドル円は本日も高値圏での膠着相場。

ドル円、154円台後半で無風状態 (4/24午前)

ドル円、154円台後半で無風状態

24日午前の東京市場でドル円は本日も高値圏での膠着相場。朝方154.83レベルで取引の始まったドル円は、週後半にイベントを控え様子見気分が強まる中、午前中154.73-83のわずか10銭の取引レンジ。事実上動きなしの状況でした。東京時間正午現在は154.80で取引されています。

日経平均株価は、昨晩米市場で、米長期金利の低下を好感して主要株価指数が上昇した流れを受け買いが先行。米指数の中でも特にナスダック総合指数が大幅高となったことから、情報技術系銘柄が買いを主導して、その後も上昇を継続しました。ドル円の高止まりも好感され、777円の大幅高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された米製造業PMIが、予想外に低下したうえ節目の50を割り込んだことから、米長期金利が急反落、ドル円も直前につけた年初来高値154.88から154.58まで急低下しました。また、売り一巡の反発後も、日経電子版が深夜に「日銀が今週後半の政策決定会合で円安加速の物価への影響を議論する」との記事を出したことで、154.56まで再度値を下げる動きとなりました。しかし、終盤にかけて米長期金利が持ち直したこと等から、結局ドル円は高値圏に戻し、154.83で取引を終えています。

テクニカルにはドル円は、昨晩も年初来高値を更新、複数の売り材料も短時間で消化するなど強いドル買い地合いが続いています。
一方で、3月上旬からの上昇局面では、日足の実体ベースでほとんど押し目がないほどの一方的な上昇相場となっており、ドル買いポジションも積み上がっていることから、介入を実施するには効果的な状況であるとも考えられます。今週金曜には日銀政策決定会合の結果発表と総裁会見、3月米PCEコアデフレーター発表等の重大イベントを控えており、現在の凪相場は、嵐の前の静けさと考えておいたほうがよさそうです。

ドル円、154円台後半で無風状態

ドル円日足

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