ユーロ円 上値余地を探る動きが継続(24/4/22)

先週末の東京市場では、ドルが全般的に強含みとなる中、ユーロ/円は急反発して引けています。

ユーロ円 上値余地を探る動きが継続(24/4/22)

上値余地を探る動きが継続

先週末の東京市場では、イスラエルによるイランへの報復攻撃の報にリスク回避の円買いが急となりましたが、イラン側から損害がないとの声明が出て、円の売り戻しの動きが急となり、ドル/円、クロス/円は急反発しました。海外市場に入ってもこの流れは変わらず、また、シカゴ連銀総裁のタカ派的な発言を受けたドル買いもあって、ドルが全般的に強含みとなる中、ユーロ/円は急反発して引けています。
一方、G20会合前の17日に行われた日米韓3か国の財務相会合では「最近の急速な円安およびウォン安に関する日韓の深刻な懸念を認識した」との共同声明を出しており、日銀による為替介入の可能性にもそろそろ注意する必要がありそうです。

チャートを見ると、日足は実体が小さく下ヒゲの長い陽線引けとなりました。下値トライに大きく失敗して引けた形となりましたが、この急反発で大きなエネルギーを費やしたことや165.10-20の抵抗を上抜け切れておらず、上値抵抗を攻め切れない可能性も高いと見られます。
一方で163.00-10の日足の下値抵抗にも跳ね返されており、短期トレンドは、“ユーロやや強気”の流れを変えていません。163円台の下値抵抗を支えとして上値トライの流れが継続すると見られます。165.10-20、165.50-60に強い抵抗がありますが、上抜けて終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。
上値抵抗は、165.10-20,165.50-60,167.10-20に、下値抵抗は、164.00-10,163.40-50,163.00-10にあります。163円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化して160〜161円方向への一段の下落リスクが生じます。

上値余地を探る動きが継続

ユーロ円日足


(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る