“ドル強気”の流れ。152.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化。
ドル円日足
直近の日足は下ヒゲが長く、寄せ線に近い形の足となり、寄り付き水準に押し戻されて引けています。154.60-70の日足の抵抗を実体ベースで上抜けきれていませんが、下値トライに失敗しており、この反動で上値余地を探る動きが強まると見られます。
一方で、円売りポジションの積み上がりが大きくなっており、小さなきっかけで調整が進む可能性があります。また、続伸した場合も155.70-80超えから厚くなる上値抵抗にぶつかる可能性にも注意が必要でしょう。トレンド自体は非常に強い状態を保っていますが、153円割れで終えた場合は日足の形状がやや悪化して下値リスクが点灯、152.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して調整下げ局面入りの可能性が高くなります。
さらに、149.50以下で終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して146〜147円台の抵抗をトライする動きが強まり易くなります。
日足の上値抵抗は154.60-70,155.70-80,156.40-50,157.50-60に、下値抵抗は153.90-00,153.30-40,152.60-70,151.50-60,150.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線は152.48,148.45,147.64に位置しており、短・中期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりありませんが、152.50以下で終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。
ドル円週足(移動平均線 赤:31週、青:62週)
一方直近の週足は高値圏で引ける陽線引けとなり、続伸して越週しました。2手前の陽線が151.50-60の抵抗を実体ベースで上抜けて新たな上昇トレンド入りした形となっており、週足ベースでみれば151.50-60を割り込んで越週しない限り、下値余地が限られ易く、一段のドル上昇に繋がり易い状態です。
151.50を割り込んで越週した場合は短期トレンドが変化して下値余地が一段と拡がり易くなりますが、この場合でも143.50以下で越週しない限り、調整下げの範囲内となり、中期トレンドは変化しません。
今週の週足ベースで見た上値抵抗は155.00-10,155.70-80,156.50-60,158.00-10に、下値抵抗は153.30-40,151.50-60,149.90-00にあります。
31週、62週移動平均線は148.58と143.90に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
上値は、154.60-70に日足の抵抗がありますが、上抜けて終えた場合は155.00-10,155.40-50,155.70-80,156.10-20,156.50-60,156.90-00,157.30-40にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。
下値は、154.30-40に軽い抵抗が、153.90-00,153.60-70,153.20-30、152.90-00に強い抵抗があり、下値余地が限られる展開が予想されますが、全て切り崩して終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、152.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して151.80-90以下の下値抵抗の強さを確認する動きへ。
さらに149.50以下で終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して146〜147円方向への一段の下落リスクが生じます。
オーダー/ポジション状況
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