ユーロ円 テクニカル週報(2024年4月第4週)

直近の日足は実体が小さく下ヒゲの長い陽線引けとなり、下値トライに大きく失敗して引けた形となりました。

ユーロ円 テクニカル週報(2024年4月第4週)

上値余地を探る動き。163円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯

ユーロ円日足

ユーロ円日足

直近の日足は実体が小さく下ヒゲの長い陽線引けとなり、下値トライに大きく失敗して引けた形となりました。この反動で上値トライの動きが先行すると見られますが、この急反発で既に大きなエネルギーを消耗していることや165.10-20の抵抗を上抜け切れておらず、これを攻め切れない可能性も高いと見られます。
一方で163.00-10の日足の下値抵抗も守っており、“ユーロやや強気”の流れを変えていないことから、163円台前半の下値抵抗を支えとして、上値余地を探る動きが継続すると見られます。

但し、163円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化して調整下げ局面入りの可能性が高くなり、161.90-00にある日足、週足の下値抵抗を切り崩しつつ160〜161円方向への下落リスクが生じます。
逆に165.10-20の抵抗をクリアして165.50超えで終えれば“強気”に変化して上値余地が拡がり易くなります。日足の上値抵抗は165.10-20,165.50-60,167.10-20,167.80-90に、下値抵抗は、164.00-10,163.40-50,163.00-10にあります。
21日、120日、200日線は164.05,161.04,159.70に位置しており、短・中期トレンドをサポート中ですが、163.00を割り込んで終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。

ユーロ円週足(移動平均線 赤:31週、青:62週)

ユーロ円週足(移動平均線 赤:31週、青:62週)

一方直近の週足は高値圏で引ける陽線で前週の陰線を切り返しており、下値を切り上げる流れを維持しています。また、この陽線が下値トライにも失敗しており、短期トレンドは“ユーロ強気”の状態にあります。165円台に乗せ切れずに越週しましたが、週足の形状は改善しており、今週も上値トライの流れが継続するとみられます。
但し、163円割れで越週した場合は“ニュートラル”な状態に戻します。さらに160円を割り込んで越週した場合は中期トレンドの変化に要注意。今週の週足ベースで見た上値抵抗は165.00-10,167.10-20,168.00-10に、下値抵抗は、164.20-30,163.20-30,160.80-90にあります。
31週、62週移動平均線は160.33と155.69に位置しており中期トレンドは“ユーロ強気”の流れに変わりありません。

上値は、164.90-00に軽い抵抗が、165.10-20、165.50-60に強い抵抗がありますが、全てクリアして終えれば新たな上昇エネルギーを得て一段のユーロ上昇へ。上値抵抗は166.10-20,166.60-70,167.10-20,167.80-90,168.00-10にあります。下値は、164.50-60に軽い抵抗が、163.90-00,163.50-60,163.20-30,163.00-10に強い抵抗がありますが、全て下抜けて終えた場合は、調整下げ局面入りの可能性が高くなり、下値余地がさらに拡がり易くなります。
可能性がまだ低いと見ますが、日足が159.50以下で終えるか週足が160円台を割り込んで越週した場合は調整下げに留まらずに、中期トレンドも変化する可能性が生じます。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る