ユーロ円 上値余地が限られる可能性(24/4/19)

ユーロ/円は小動きにとどまり、寄り付き水準に戻して引けています。

ユーロ円 上値余地が限られる可能性(24/4/19)

上値余地が限られる可能性

昨日の海外市場ではフィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想比良かったことや、ウィリアムズNY連銀総裁の「(利上げは基本シナリオではないが)指標次第では利上げも除外しない」との発言やアトランタ連銀総裁もタカ派的な姿勢を示したことから、長期金利が上昇し、ドルは全面高の展開となりました。この結果ユーロ/円は小動きにとどまり、寄り付き水準に戻して引けています。

チャートを見ると、直近の日足は値幅の小さい寄せ線で終え、上昇一服となりました。強い上昇エネルギーも感じられませんが、下値を切り上げる流れを維持しており、上値トライの可能性を残しています。165.10-20の抵抗を実体ベースで上抜けて終えるか165.50-60の抵抗をクリアすれば、“ユーロ強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。逆に、163.20-30に日足の下値抵抗がありますが、163円台を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、162.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して162.00-10の抵抗を切り崩しつつ一段の下落に繋がり易くなります。上値抵抗は164.80-90,165.10-20,165.50-60に、下値抵抗は164.30-40,163.90-00,163.20-30,162.60-70にあります。

上値余地が限られる可能性

(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)

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