上値トライに失敗。調整下げの範囲内
昨日の海外市場では、米新規失業保険申請件数が事前予想を上回る増加を示したことからドル売りがやや優勢となり、さらに中東情勢の緊迫化による地政学的リスクの高まりに安全資産の債券、円が買われる展開となり、ユーロ/円は反落して引けています。
直近の日足は上ヒゲがやや長く、実体の小さい陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えています。165円台乗せに失敗した反動で東京市場では下値トライの動きが先行する展開となっていますが、現状は調整下げの範囲内に留まっています。162.00-10に日足、週足の下値抵抗がありますが、162円台を維持できずに引けた場合は、160円方向への新たな下落リスクが点灯します。逆に165円台を回復して終えれば“ユーロ強気”の流れに戻して上値余地が一段と拡がり易くなります。上値抵抗は164.60-70,164.90-00,165.20-30に、下値抵抗は163.20-30,162.80-90,162.40-50,162.00-10にあります。
ユーロ円日足
(移動平均線 赤:21日、青:120日、緑:200日)
オーダー/ポジション状況
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