上値余地を探る動き。163.60-70の抵抗を上抜けて終えれば“ユーロ強気”に変化。
160円割れで終えた場合は下値リスクが点灯。
ユーロ円日足
直近の日足は高値圏で引ける陽線で切り返しており下値も切り上げています。また、直近の陽線が3/4に付けた163.52を戻り高値とする超短期的なレジスタンスラインを上抜けた位置で終えており、日足の形状が改善しています。162.50-60の抵抗を上抜け切れていませんが、これをクリアすれば下値リスクが後退、163.60-70の抵抗を上抜けて終えるか164.00-10の抵抗をクリアした場合は、“ユーロ強気”に変化して一段の上昇に繋がり易くなります。逆に、161.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。160円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、159.50以下で終えた場合は短期トレンドが“弱気”に変化します。日足の上値抵抗は162.50-60,163.60-70,164.50-60に、下値抵抗は161.40-50,161.00-10,160.20-30,159.50-60にあります。21日移動平均線は162.31に位置しておりこれを上抜けきれていませんが、120日、200日線は、159.82と158.60に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れを維持しています。
ユーロ円週足(移動平均線 赤:31週、青:62週)
一方直近の週足は高値圏で引ける陽線で前週の陰線を切り返していますが、162.90-00の週足の抵抗を上抜けておらず、下値リスクを残した状態です。このまま続伸して163円台に乗せて越週すれば下値リスクが後退、164.00超えで越週した場合は新たな上昇トレンド入りの可能性が点灯してユーロの上値余地がさらに拡がり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は162.90-00,163.60-70,164.00-10に、下値抵抗は161.00-10,160.50-60,160.00-10,158.80-90にあります。可能性が低い状態ですが、158円台を維持出来ずに越週した場合は中期トレンドが変化します。31週、62週移動平均線は159.37と153.81に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れに変わりありません。
上値は、162.50-60,162.90-00,163.30-40,163.60-70に強い抵抗がありますが、全てクリアして163.70超えで終えれば下値リスクが後退、164.00-10の抵抗をクリアした場合は、新たな上昇トレンド入りの可能性が高くなり、164.30-40,164.60-70,165.00-10,165.70-80にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、161.60-70に軽い抵抗が、161.40-50,161.00-10,160.60-70,160.20-30に強い下値抵抗があり、下値余地が限られる展開が予想されますが、160円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、159.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化して158〜159円台の下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。さらに158円台を割り込んで越週した場合は中期トレンドも変化して155円方向への新たな下落リスクが生じます。
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.27
南アランド円週報:『円独歩安の影響を受けて約1年10カ月ぶり高値圏へ急上昇』(4/27朝)
南アランドの対円相場は昨年12/28に記録した安値7.55円をボトムに切り返すと、今週末にかけて、約1年10カ月ぶり高値となる8.38円まで急伸しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.27
トルコリラ円週報:『約2カ月ぶり高値圏へ急伸。ドル円とのシンクロ相場が続く見通し』(4/27朝)
トルコリラの対円相場(TRYJPY)は3/13に記録した史上最安値4.52円をボトムに切り返すと、今週末にかけて、約2カ月ぶり高値となる4.86円まで急伸しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.04.27
来週の為替相場見通し:『ドル円は157円台後半へと急上昇。来週は米FOMCがメインイベント』(4/27朝)
ドル円(USDJPY)は昨年12/28に記録した安値140.25をボトムに切り返すと、今週末にかけて、約34年ぶり高値となる157.79(1990年5月以来の高値圏)まで急伸しました。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:山中 康司
2024.03.18
ユーロ ユーロドルはチャンネル下抜けの可能性(週報3月第3週)
今週は金融政策ウィークでユーロに最も影響が出る可能性がある会合は20日のFOMCです。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:川合 美智子
2024.03.15
ユーロ/円 ユーロ下げ渋り、162.50超えで終えれば下値リスクがやや後退(24/3/15)
ユーロ/円については日欧金利差縮小観測もあって上値が抑えられ、小反落して引けています。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。