ドル円 テクニカル週報(2024年3月第3週)

日足は5手連続陽線引けとなり、上値余地を探る動きが進行中です。

ドル円 テクニカル週報(2024年3月第3週)

上値余地を探る動き。150.70超えで終えれば一段の上昇へ。

147円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、

146円割れで終えた場合は“ドル弱気”に変化。

ドル円日足

ドル円日足

日足は5手連続陽線引けとなり、上値余地を探る動きが進行中です。また、直近の陽線が148.50超えに実体を戻しており、3/8に付けた146.48で調整下げが終了した可能性が点灯中です。現状は上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、下値リスクを残した状態ですが、150.60-70の抵抗を上抜けて終えるか、151.00-10の抵抗をクリアした場合は“ドル強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。逆に150円超えトライに失敗して反落し、147.00を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、146.00を割り込んで終えた場合は、短期トレンドが“ドル弱気”に変化して下落幅拡大に繋がり易くなります。この場合でも142.50以下で越週しない限り、調整下げの範囲内となります。日足の上値抵抗は149.20-30,149.60-70,150.00-10,150.60-70に、下値抵抗は148.30-40,147.50-60,146.90-00にあります。21日移動平均線は149.45に位置しており、これを上抜けきれていませんが、120日、200日線は147.93と146.38に位置しており、下値抵抗として働いています。

ドル円週足(移動平均線 赤:31週、青:62週)

ドル円週足(移動平均線 赤:31週、青:62週)

一方直近の週足は高値圏で引ける陽線で続落を食い止めていますが、前週の大陰線の影響を受けた状態にあり、この陰線の値幅(高値150.67)を上抜けて越週するまでは下値リスクを残した状態です。一方下値も146.40-50の週足の下値抵抗を守りきった感があり、これを割り込んで越週するか、日足が146円割れで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。中期トレンドは引き続き強い状態にあり、今回の下げも調整的な押しに留まった可能性があります。

今週の週足ベースで見た上値抵抗は150.10-20,150.50-60,151.50-60に、下値抵抗は148.10-20,147.00-10,146.50-60にあります。150.60超えで越週すれば“ドル強気”の流れに戻します。さらに151.50-60の抵抗を上抜けて越週した場合は153〜154円方向への新たな上昇トレンド入りの可能性が生じます。逆に、147.00を割り込んで越週した場合は“ニュートラル”な状態に戻します。146.50-60の抵抗を割り込んで越週した場合は短期トレンドが“弱気”に変化して143〜145円台の下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。可能性が低い状態ですが、142.50以下で越週した場合は中期トレンドも変化します。31週、62週移動平均線は147.66と142.09に位置しており、中期トレンドをサポート中です。

上値は、149.20-30,149.60-70,149.90-00,150.10-20,150.40-50,150.60-70に強い抵抗がありますが、全てクリアして150.70超えで終えるか151.00-10の抵抗をクリアした場合は、“ドル強気”に変化して一段の上昇へ。上値抵抗は151.40-50,151.70-80,152.00-10,152.30-40。下値は、148.70-80に軽い抵抗が、148.30-40,148.00±10銭に強い抵抗が出来ていますが、これらを下抜けて147.60-70,147.00±10銭の抵抗を全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。さらに146.50-60,146.00-10の抵抗を切り崩して146円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化してドルの下落幅拡大に繋がり易くなります。

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